前回のブログでは術後のマイナス面ばかり書いてしまいましたが、もちろんプラス面もあります。
手術を控えご心配されている方のためにも、今回は術後一年経って感じているプラス面について書きたいと思います╰(*´︶`*)╯♡
(なので傷病手当についてはもう少しお待ち下さい)
背骨が曲がっていくという不安から解放された
側弯は年齢と共に進行、悪化していくケースが多く、患者の多くがその不安を抱えながら生活しています。私も自分の側弯が進行していると知り、常に不安を感じていました。
しかし、手術により26個のボルトとロッドで固定された背骨は以前のように年々曲がっていくことはありません。
恐らくこの点に関しては、手術経験者の多くが感じているプラス面だと思います。
姿勢(立ち姿)が良くなり外見面でのコンプレックがなくなった
特に女性の場合、側弯の程度にもよりますが体が左右どちらかに傾き、片方の背中が盛り上がってしまうという外見上のコンプレックから、体のシルエットがわかってしまう洋服は避ける方が多いと思います。
手術により姿勢が良くなり、体のシルエットを気にすることなく洋服選びができるようになりました。これは女性であれば共感する点かと…
また「姿勢が良いね」と褒められることもしばしば
便秘がなくなった
背骨が矯正され体が真っ直ぐになったことにより、腸も伸ばされ適正位置に落ち着いたのか、便がスムーズに出るようになりました。そうスルスルッと快便になりました。
腹筋が割れた❓
これはプラスというより、マイナス面が功を奏したことかな…
術後、体が後ろに引っ張られているような違和感があるため、歩行時には後ろに倒れないよう丹田に力を入れて歩いています。
これが結構な腹筋のトレーニングになり(涼しい顔して歩いていますが)、気がつくと見事に腹筋が割れていました。おばさんなのに…(笑)
と、まあ、こんな感じでしょうか。
マイナス面については前回のブログで症状として書きましたが
術後の痛みや痺れ、違和感が続いている
痛みや痺れやは術前もありましたが、それとはまた違ったものです。
上記のため行動が制限される
姿勢が良くなりハイヒールでも履いて外出したいところではありますが、痛みや違和感により、今はまだ外出が億劫で、買い物やウォーキング以外は積極的に外に出る気分ではありません。
術前に比べてQOLが下がった
私の場合、胸椎7から骨盤までと固定範囲が長いため日常生活で不便を感じることが多く、背骨が曲がってはいても自由に背中や腰を曲げることができた術前に比べるとQOLは正直下りました。
ただ、骨盤までの固定については術前検査で納得していたことですから、日々、新しい体の取り扱いマニュアルを更新しているところです。
では、一年経って
「手術したことをどう思うか?」
正直な今の気持ちは
「手術して良かった、悪かった、
のどちらでもない」
でしょうか。
まだ術後一年の回復途中であり、痛みや痺れについては今後徐々に緩和するかもしれません。
違和感についてもそれが日常として気にならなくなるのかもしれません。
それに伴いQOLも向上していくのかもしれません。
一方、手術をしなかった場合、3年後、5年後、側弯が進行し歩行が困難になっていたかもしれません。
ですから、今の目標は、手術をして良かったという方向に気持ちの針が自然に傾くよう、自分が出来ることに取り組み、プラスを増やしていく…ことでしょうか。
前回のブログでは、どこまで自分の現状を書くべきか悩みましたが、皆さんから頂いたコメントを何度も何度も読み返し、元気をもらいました!
コメントをくださった皆さん、読んでくださった皆さん、ありがとうございました!
これからも宜しくお願いします(๑・̑◡・̑๑)