ずっと友達な彼は
ずっと私の好きな人。

初めて隣の席に座った時
ふんわり笑って、
よろしくね。
って言われた時から

私の世界が
彼の仕草や
声色
表情
彼を包む全てのものに
支配された。

彼を包む空気に
触れていたくて
彼が心地よいと感じてくれる距離に
自分がいれたなら
と思った。


それが、特別な存在じゃなくても
よかった。


彼が私を見て
ふんわり笑って
おはよ
と言ってくれる。


彼が大きな口を開けて
私の食べているものを欲しがる。
いいよ
なんて言ってないのに
パクッと食べて
目を細めて
おいしい
と言ってくれる。


何となく気持ちが落ち込んでると
隣に座って
なんにも言わないけど
そばに居てくれる。



彼のそばにいられるなら
友達でよかった。




ある時
同じクラスの子から
想いを告げられた。

やっと
気がついた。
彼じゃなきゃダメなんだ。
彼以外、考えられない。
友達でいいなんて...嘘。



そんな所を彼に見られてしまった。
冷たい目。
今まで見たことのない
灰色の目。



もう
今までのように友達ではいられない...
この一瞬で
自分が大切にしていた居場所がなくなる気がした。



それから
怖くて学校を休んだ...。
何日も。



ある日彼から呼び出された。







なんで学校来ないの?
みんな、心配してるよ?

.....ウソ。

オレがめちゃくちゃ心配で
会いたかったの。
ちゃんと近くにいてよ...。