いよいよやってきました。初参加の中車と團子を囲む会です。3時半頃からスタート。夜の部がある人は途中で抜けると言った感じでした。

まずは一年を振り返ってのお話。松竹とは四カ月は歌舞伎に出る約束をしていたが、四月は自分の身が空いていたけれど、お弟子さん達の数が足らなくて出演を見送ったらしいです。
来年は4月.7月.8月12月の出演が既に決まっているそう。
今年は映像の仕事もし、2月公開の映画とまだ先になる深夜ドラマの撮影が終わっているそう。
やはり、7月に公演した仁左衛門とがっぷりおつで組んだ助右衛門から学ぶことが多かったようで
「歌舞伎と意識しない」
幕が上がっても9日目に「死ぬ気でかかってこい」とダメ出しされたようです。
助右衛門は今までで一番体力を使った役で、足や首が太くなったそうで、歌舞伎の体力というものに非常に学ぶことが多かったそうです。
8月も幸四郎さんと猿之助さんをいかに楽にするかで組んだ舞台で、早替りを経験して楽しかったそう。

一方であまりの成長振りに会場がどよめいた團子くん。学業と両立しながら、何とか舞台をつとめたいと相変わらずしっかりした抱負を述べていました。
ただ一点。大学で歴史か古文を習いたいという團子くんに対して中車がダメ出しをしました。
「中高の付き合いが大事、研究者になるのでなければ、大学は時間の無駄だ」と。
團子くんはその件には意見しませんでしたが、今後少し揉めるかもしれません。
現在172センチある團子くん175くらいで止まってほしいのですが、足が既に27センチもあるそうです。
舞踏の場でも現在決まっている演目はないらしいのですが、舞踏の先生を含めて前向きに舞台を踏ませたいと考えているそうです。

そんなこんなで時間が過ぎ、最後に猿翁の話になりました。今日は誕生日で、歴代一位を更新中だそうで、長生きしてほしいと最後を締めくくってました。

実は中車と團子で俊寛と有王を見たい私、俊寛の浮世絵をプレゼントしてきました。いつかやるのではないかと、中車は先輩方の舞台を見ているそうです。期待が持てました。







さて夜の部ですが児太郎さんの阿古屋も良かったですが、玉三郎の岩永が凄まじかったです。
人間がこうも人形になれるのかと、寒気がするくらいに凄かった。
続いてのあんまと泥棒は熟した演技を中車が見せてくれました。相手役の松緑さんも良かったものの、玉三郎の岩永には一歩及ばずの観客の反応でした。
最後は玉三郎さんの美を堪能できる新作歌舞伎舞踊 傾城雪吉原。一途に相手を想う花魁が雪の中、一人で舞います。綺麗の一言しか出てきません。

今日は初めて着物を着て観劇しました。
着付けとか大変でしたが、着れて良かったです。
彼氏の妹さんと一緒に観劇。楽しんでくれたようでなによりでした。

この帯と着物はお気に入りです。
思い切って買って良かった。
あんまと泥棒を見ていて気づいたのですが、やはり鬱になりつつあるのか、思うように笑えない自分がいました。
年末にかけて沈み込まないようにしたいです。

昼の部は千秋楽の26日に切符を手配しました。
幸助餅が楽しみです。


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