20日に私が入院してから、やっと6日目にしてトラと会えた。
元気にしてますよ〜とは聞いていたが、目の前にすると少し元気がないように見えた。
体重も2.45kgから2.3kgまで減ったらしい。

病院なれもだいぶしたし、大丈夫かと思っていたが、そうでもないらしい。
ご飯を食べてもいまいちだし、預けた当日の夜過ぎにはもうなんで飼い主がいない?!
と少し騒いだみたいだ。

撫でられているうちは大人しくしているが、用件がある時にはけっこうなダミ声で呼びつけるらしい。(私にはいつもその態度。病院だと猫被っていたのだ)

30分程度の面会だったけど、ほっとしたのか、安心したのか、眠かったのか、とにかく大人しくしていた。
痩せた身体をひさびさに見るとやはりつらいものがあった。
28日にも面会を入れてある。うまくすれば、その後は外泊になるからトラと居られる。

あーもーどうでもいいからトラと暮らさせてほしい。私の大切な命綱なのだ。


付き添いの母はというと、ぼーとしていて何を考えているのかよくわからない。
トラにも、触ろうともしなかったし。

30分で面会終了時間が来たのでおさらばする。
トラは帰り際も無反応というか、ふてくされていたのか返事もなかった。


それから、未開封でたまっていた買い物の品を開けて、箱も少し片してばたばたとする。途中でお昼休憩を入れ、その後2時30分まで格闘してから病院に帰る。


吉祥寺にある病院だけど、なんか武蔵境とかの雰囲気に似てる環境だ。
武蔵境は昔、彼氏が勤めていた学校があるところ。
そして、歴代の猫たちを骨にして見送った場所でもある。
新築を機に値段上げたからもうトラを武蔵境に連れていくことはないだろうけど。なんか落ち着かない雰囲気だ。


私が無意識的に避けてる『死』が目の前にちらちらとかすめていって、仕方ないのだ。

自分が死ぬのは怖くない。
でも、トラを喪うのは怖くてしかたない。
いくら天寿をまっとうしたからといって、その『死』を受け入れられるかは疑問でしかない。

たぶんトラの喪失は今までの猫たちの喪失であり、彼の死を再び味わうことになると思う。

たった一人になる。
本当に孤独になるのがどれだけ苦しいことか……




今日は地震があったのをきっかけに、3回くらいパニック発作が起きそうなのを我慢してる。
主治医には診察してほしい旨を看護師から伝わるようお願いしたのだが、帰ってしまったらしい。

薄情だなぁ……
命日反応という言葉も知らなかったし、死別した患者は診たことがないのだろうか。


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