彼がなぜ50代の若さでガンになったのか、私なりのいくつかの推測があります。

一つは父親が糖尿病になったことから、膵臓が弱かった可能性がある。しかし、なぜ糖尿病を通り越していきなり癌になったのかはわかりません。

一つは飲酒、喫煙歴。他聞に漏れず、高校生から密かに嗜んでいたそうです。あの早稲田大学ですから、大学の頃は無茶な飲酒を繰り返していたそう。その後は無茶な飲み方はしませんでしたが、寝酒に一杯という習慣は続いたそうです。
タバコはヘビースモーカーではなく、一日に十本程度たしなむくらいでした。

一つは食生活と運動。つい食べすぎる傾向にありました。けれども食材には非常に細かく無添加の良いものばかり選んでいました。一時期外食が多かったものの、ここ十年は朝と夜は自分で手作りしていました。果物が大好きだったのはよくなかったかもしれません。太りがちでしたが、通勤には自転車を使い、運動には気をつけていました。

一つはストレス。問題児が多いものの、授業時間は少ない定時制高校から私学高校の講師となり、
授業時間も増え、一時期は多忙を極め、過労気味であったと思います。けれど、出来のいい生徒ばかりで、それほどストレスは感じてなかったのではないかと思います。我を通すB型ですし。
子育てには苦労してましたが、私とは滅多に喧嘩したことがありません。大きな喧嘩が二、三あった程度。私がいつまでも携帯を見てると流石に怒りましたが、その程度です。



……そしてここからは、私の憶測です。
勤め先の早稲田高等学院で癌になる3年前に校舎の全面改築がされました。それから、しばらくして同僚の先生が癌になりました。一人は肺がんで数年の闘病の末、死亡。一人は白血病を患うも、何とか寛解まで持ち込みました。
彼が担任をしていた50名あまりの生徒の中でほぼ同時期に二人が癌になりました。一人は骨癌。化学療法の後、片足を切り落とせなければならない癌でした。一人は正確には癌ではなかったのですが、脳に腫瘍が出来、摘出手術になりました。悪性で癌化する一歩手前だったそうです。
改築が2010年、そして2011年の福島原発のメルトダウン、2013年50数名の中から、若い二人と担任の膵臓がんの発病。

…改築に伴う化学物質とメルトダウンが癌の発病のトリガーを引いたのではないかと、私は考えています。
実際、彼が学校にあったガイガーカウンターであちこち調べていたのですが、当時、都内でも相当な量の放射線が検出されていました。
特に私の住む町より一日を長く過ごす学校の方が放射線量が高かったのです。

的外れな見解かもしれませんが、本日はこれにて。



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