彼氏とのデート
それは毎日、日曜日以外は二人でご飯を済ませた後、野良猫に餌をやりつつおしゃべりするのが日課でした。
歴代の猫たちのご紹介です。


ブチ・北の丸公園で出会ったメス猫。まだ二人とも初めてのお産が危険であると知らなかったため、妊娠させてしまう。一歳になる前にお腹の子供たちと共に死亡。

小太郎/コタ・北の丸公園の武道館のすぐ側に捨てられていたオス猫。茶トラに腹は白いMIX。
よろよろと出て来た時には目も鼻もぐしゃぐしゃで、自力でご飯も食べられない状態だった。出会ったのは確かブチが冬にいなくなり、それでも諦めきれず、一人で公園を回っていた6月。
ご飯が食べられないのに途方に暮れていたら、なんと自分から私の膝に乗ってきてそのまま寝てしまうしまつ。
もうこの子は拾うしかないと決めて、箱に入れ獣医さんに駆け込んだ。軽い感染症にかかっていて、ご飯さえ食べさせれば大丈夫と言われる。
家に持ち帰って口を開けて給餌する日々。しばらくしたら自力でご飯を食べられるようになる。すっかり情が移ってしまい、もう一度野良に返せという父の反対を押し切って実家で飼うことに。
根が素直でとにかく真っ直ぐな性格。早めに保護して寝食共にしていたせいか歴代の猫の中でも格別な存在。私の弟だと思ってる。
16歳で腎不全からくる尿毒症の発作を起こし、二回目の発作に耐え切れずに亡くなる。一番後悔が残っている猫でもある。


吹雪さん・私が高2の頃、早稲田大学で出会ったメス猫。年齢不詳。出会った頃にはベテランの母猫だった。非常に思慮深く、頭のいい猫。
コジだけ手元に残し、オス猫は全て追い出すスタイル。
最後の子供たちが7.8歳の時に死亡。
行方をくらます前にありがとうと、挨拶してくれた姿が今でも鮮明に思い出す。

コジ・6匹兄弟の中の唯一のメス猫。一歳前後に4匹出産するも、誰かに取り上げられてしまう。
直後に乳腺炎になり、治療する。その後避妊。
吹雪亡き後、メスのボス猫としてテリトリーを守ろうと喧嘩をするが、敗走。いなくなり方があまりに不自然だったのでビラを配って探したら、何と体育館のボイラー室(地下一階)に逃げていたのを発見、保護する。
この一件があって、吹雪亡き後、もう子供達は外では暮らしていけないと判断した。
急遽、私が早稲田付近で一人暮らしをできる物件を探し、父を説き伏せて月20万の仕送りで暮らしていけるように画策。手頃な物件に私がコタと共に引っ越し。落ち着いたところで、コジ・マダ・トラを一匹ずつ保護していった。

コジは16歳で口内炎の復活などの症状が悪化して徐々に弱り死亡。
彼氏の到着を待っていたかと言うように彼氏が着くのを待ってから春分の中日の夜に旅立ちました。


マオ・吹雪さん最後のお産で生まれた4匹兄弟の1匹。生後半年くらいに危うく事故に遭いそうになるが、腰を抜かす程度で済む。
腰が治るまでの間、獣医さんに預けるも、戻ってきたら吹雪達にあんた誰とハブられてしまう。
仕方なく彼氏の母親に預かってもらうことに。
彼氏の母親の不注意で、ベランダから転落して死亡。確か3歳くらいだったと思う。

ミケ・長毛の三毛猫でご近所の誰かが毎年のように産ませては捨てる、を繰り返しをしていた。
どこかで私達が猫に餌をやってるのを見たのだろう、いつものエサ場に真冬に捨てられていた。
猫って喋るもののようで、不安に泣きわめくミケを見かねた吹雪が、にゃごにゃごと説き伏せて口説いていたのが印象的。
翌日から4匹兄弟の新たな仲間として吹雪に迎えられ、育つ。避妊手術をした際に既に身籠もっていて、ミケにもお腹の子たちにも獣医さんにも悪いことをしてしまった。どんなに頑張っても人嫌いで、触ることを一切赦さなかった。
5歳か6歳くらいまでは生きられたが、体調を崩し(恐らく腎不全と感染症の発症が原因)捕まえて獣医さんに診せる事も叶わないまま、ひっそりと居なくなってしまった。いろいろ可哀想なことばかりしてしまった子だ。


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