元朝日新聞記者で週刊金曜日発行人である植村隆さんの講演会を旭川で開催します。
テーマは『市民と考えるジャーナリズム~捏造バッシングとは何だったのか~』
日時 2019年1月27日(日曜)14時~16時(開場13時半)
場所 サンアザレア(旭川市6条通4丁目)
参加費 500円(大学・高校生以下無料)
講師プロフィール『真実 私は「捏造記者」ではない(岩波書店)より』
1958年高知県生まれ
早稲田大学政経学部政治学科卒
1982年朝日新聞入社,仙台,千葉支局,大阪社会部などを経て,テヘラン支局長,ソウル支局,北海道支社報道部次長,東京本社外報部次長,中国総局(北京)を経て,2009年4月から北海道支社報道センター記者,2013年4月から函館支局長,2014年3月早期退職,
2010年4月早稲田大学大学院アジア太平洋研究科(博士後期課程)入学,2012年4月より16年3月末まで北星学園大学非常勤講師,2016年3月より韓国のカトリック大学校客員教授
2018年9月より週刊金曜日発行人
著書『ソウルの風の中で』(社会思想社)
『真実 私は「捏造記者」ではない』(岩波書店)
共著『マンガ韓国現代史コバウおじさんの50年』(角川ソフィア文庫)
『新聞と戦争』(朝日新聞出版)など
日々膨大な情報がやりとりされるようになった現代、
インターネットやSNSなどのネットワークシステムの発達、
PCやスマホなど機器の高性能化により誰もが簡単に情報発信をすることができるようになりました。
(このブログもそうですが^^;)
しかし、偽情報・フェイクニュースが紛れ込みそれが社会に与える影響も無視できなくなるなどその負の側面もあきらかになりつつあります。
特に偏向したナショナリズムを煽るような偽情報は平和な世界を望むものにとっては脅威となるでしょう。世界には争うことを糧とする軍需産業や死の商人がまだまだ跋扈しているようです。
とりわけ先の大戦による人類の膨大な被害加害の歴史をなきものにしようとする勢力による、情報格差(知っていることと知らないこと)を巧みに利用した反動的なプロパガンダともいうべきネット世論操作は次第に目に余るようになってきました。過去の悲惨な歴史から学ばなくては将来同じようなことを繰り返してしまうのではないでしょうか?
今回講師にお招きする植村さんは、朝日新聞記者時代の1991年に元慰安婦について書かれた記事が23年も経ってから不当なバッシングを受けるという前代未聞の事態に遭遇しました。
バッシングは新聞、雑誌、ネットメディアなど様々な媒体を使って行われ、無名、著名なもの達による抗議・いやがらせ・脅迫は職場や家族にまでおよび内定していた仕事まで奪われてしまいました。
https://lite-ra.com/2014/12/post-736.html
事実とは異なる情報による、個人攻撃や私的制裁・リンチは許されるものではありません。
https://lite-ra.com/2018/10/post-4323.html
講演では市民の知る権利、ジャーナリズムとは何なのかをこの間の捏造バッシングや裁判の経緯なども含め、参加者と一緒に学びたいと思います。