中村天風という人は「精神で病気は治せる」と言って「天風会」を作った人ですね。
昭和最大の哲学者と言われた人です。
私も昔「成功の実現」や「盛大な人生」を読んで、天風会の夏の講習会に行ったことがあります。
最後の日に、割り箸の紙袋で割り箸を折るんですけど、これが「精神力」で折れるんですね。
私は昔から「人間は思った通りになる」そう思ってましたから、特に驚きはなかったですけど。
3年前に久々に天風氏の本を買いました。
タイトルは「心を磨く」というものです。
この第1章に「人間の正体は霊魂という気体である」と書いてあります。
この本は中村天風氏が80代になって講演会で語ったことを文字起こししたものです。
つまり中村天風氏は80歳台という晩年になって、初めて「生命とは霊魂のことである」と気付かれたわけです。
中村天風氏が「生命とは何か」が腑に落ちたのは80台になってからでした、私はそう思います。
だからみなさん、焦ることは無いんですよ。
シニアになって、60台、70台、80台、90台と生きていけば、そのうちに「自分は霊魂である」ということが腑に落ちるという「お宝」に巡り合うこともできるんですから。
みなさんは「自分は霊魂である」と思えますか?
中には「冗談じゃない」と思う人もいるでしょうね。
私もそうでした。
私は62歳の時に初めて「シルバーバーチの霊訓」(潮文社刊)第一巻を読んだんですけど、そこに「人間は霊である」と書いてあったんですね。
そしてなぜかその言葉がストンと入ってきたんです。
と同時に「自分はあの忌々しい幽霊と同じなのか」という思いになって、両足に力が入らなくなったのを覚えています。
それくらい「シルバーバーチの霊訓」は強烈でした。
私の生き方のベクトルが変わった瞬間でした。
それ以来、私は「生命とは何か」を探究し続けています。
宇宙は物質の世界と非物質の世界という二重の構造になっています。
ただそれは、こちら側から見た時の話です。
向こう側から見たら、非物質の世界しかありません。
つまり私たちがこの世と思っているこの世界は、非物質の世界にインクルード(包含)されているということです。
中村天風氏が80台で気付いた「霊魂の世界」こそが本当の世界であり、私たちが本当の世界だと思っている「この世」は僅か100年余りの「霊魂の修行の場に過ぎない」、ということなのです。
この世になぜ生老病死という四苦があるのか、それは霊魂の修行の場だからです。
そう考えると、この世での人生に合点がいくのでは無いでしょうか。
