綴子神社です。綴子は「つづれこ」と読みます。
阿倍比羅夫が北進してきたさい、宇佐八幡から勧請して地主神を合わせ祀りました。


宇佐から直接の分霊を受け、東北最古の八幡宮と称されます。
7月には、鎌倉時代以来という綴子大太鼓祭りが開催されます。
直径3.8メートルの太鼓は、世界一の巨大サイズです。


拝殿の扁額を見ると当社の社名ではなく「宇佐八幡宮」の文字が見えます。
なるほど。


「御成敗式目」の一節が書かれていました。
旧綴子村→旧鷹巣町→北秋田市と、行政は変わりましたが、
こちらの神社が地元の人たちの心に密着した存在であることは変わっていません。
歴史を刻み、記憶に残る場所です。


創建以来という御神木の千年桂。すごいです。
樹下に大桂神社が祀られています。


社家の私塾として、明治以前の教育機関だった「内館文庫」跡が境内にあります。
江戸期の庶民教育を支えました。


御朱印をいただきました。