令和元年 8月22日(木)
愛知県動物保護管理センター本所
施設見学ツアー
いぬ友*わんピースのお仲間で参加しました
定員30名というけど…もっと多いかも
椅子ギッシリだった
社会における犬猫問題の関心高い
ここ本所には処分機もあり、私(達)の思う≪動物センター≫とは生死の分岐点でもある。
人の手から離された犬や猫はどんな流れで分岐点までたどるのか
センターにいる犬猫は、個人からの持ち込みとセンター業務としての捕獲(犬のみ)によるもの。
その捕獲とは…
野犬の多い地域に捕獲機を設置
その数、何十か所という
職員さんの手の先あたりに餌を置き、犬が奥まで入ると
ガチャン
と、扉が閉まる
驚いて暴れたであろう爪あとが心に痛い
子犬が数匹入っている事もあるそうだ。
《よっぽどおなかがすいている犬》という。
何、それどういう事?
それは…
野犬達は普段エサやり人の食べ物を食しているため、
捕獲機のエサを必要としていない
という事だそうだ。
それでも、警戒心の薄い子犬は捕獲できるけど成犬は
中々むずかしい、との事。
センターに到着するとまずは健康チェック
感染症等にかかっていないか等
他の収容犬を感染させてはいけませんので
ウイルス検査、寄生虫検査等を施します。
顕微鏡で寄生虫を見せてもらいました
ウ~~~なんとも言えん
健康チェックが通過できた個体は犬舎、猫飼養室に移されます
ここで、かなり驚きの光景
収容犬が少ない
4年前に見学した時より断然少ない
少ない理由は何なのか?
健康管理もします。
この頃かな
第1次テスト(成犬、成猫)で譲渡できるかできないか
の判定するのは
攻撃性が強い、 健康状態が悪い、等
あまり考えたくないけど、生死の分岐点
幸せの春を待つ子犬ちゃん
ガチャン!と捕獲されたのかな
譲渡可能となった成犬、成猫の第2次テスト
どんな性格かを判断します。
これがまた、厳格で驚き
様々な状態での反応をみる為に3日間連続でテストします。
食べ物への反応は
本当の手を突っ込むのはちょっと危険
だから、模型を使います。
後ろから抱いて、人への許容性はどうか
人は無表情で犬の反応をみる
頭から背中をゆっくりなでる
性格をよくみて譲渡先を検討し、更に「おすわり&マテ」ができるようにしてから譲渡するそうです。
そして、ツアー最後に収容犬、収容猫とのふれ合い
猫ちゃんルームもカワイイかわいいの賑わい
どの部屋もとても清潔で匂いもない。
その一方で平成29年度の
犬殺処分 140頭
猫殺処分 488頭
「処分機の稼働は少ない」とはいえ、628頭(平成29年度)の命が煙になった。
今回の見学ツアーで愛知県の動物保護への取り組みは十分に理解できました
そこで思う事
ここんところ、どこの動物センターも保護活動に懸命で、やむなく収容した犬猫の譲渡を積極的に取り行っていることを逆手にとり、
センターに持ち込めば譲渡してもらえる
等という
とんでもない認識
がこぼれているようだ。
動物センターは犬猫シェルターではありません。
不要になった犬猫をリサイクルする施設でもありません。
犬にも猫にも人と同じ感情があること
忘れないでほしい