北九州で最も古い神社は一宮神社(王子神社)だと思われます。
王子神社にはアメノオシホミミと神武天皇が祭られています。
日本書紀によると神武天皇はアメノオシホミミの子孫となっているので、この地域での最古の信仰はアメノオシホミミだと思われます。
北九州筑豊地域で平安時代以前の古代からアメノオシホミミを祭っている神社を図1の【⠀】内に記します。

赤は熊鰐に、青は物部氏に、緑は秦氏に関係があると思われるものです。

図1

 

 

 これを見るとアメノオシホミミは、熊鰐、秦氏により祭られています。

物部氏の支配地域でもアメノオシホミミは祭られています。
アメノオシホミミは北九州筑豊地域一帯で氏族を越えて信仰されているようです。
アメノオシホミミはこの地域の信仰の原点だと思われます。
 平成の時代になると北九州筑豊地域18市町で北九州連携中枢都市圏という自治体の連携ができたのですが、この連携地域はアメノオシホミミ信仰の地域とほぼ重なります。
もしかすると、これが自然な地域のまとまりなのかも知れません。