あぁ…
この表情知ってる…
土曜日に送ってもらって、日曜日に様子を見に来た人…
職務でも無いのにプライベートで、看護士5人が代わる代わる交代でやってくる。
今回の入院前から、ちょくちょく来てた時から想ってた…
あぁ…
この表情知ってる…
ミサ姉、養父や養母、幼少の俺を育んでくれた人たち、最初の嫁、再婚した二人目の嫁、今の彼女、今回の看護師たち、別病院の事務員の子…
思えば最初の頃は皆んな同じ表情していた。
可哀想…同情6割、可哀想…母性3割、愛情1割。
そんな顔…
最初の彼女や、深い気持ちに繋がらなかった彼女たち、信玄ちゃんやラーメン屋の子や、パソコンを教える代わりに生活の補助をしてくれた子。
彼女たちは愛情が前に出てた表情してた。
まぁ半世紀以上生きてれば色々有るものですけどね…
バッドエンドもしくは、メリバエンドにしか成らなかった。
もうね…
特に異性で大切な人…
エンドの先が苦し過ぎて、それを知り過ぎて、大切な…大事な人達を受け止められないんです。
苦し過ぎて抱えられないんです。
顔を見たら分かる…
悲しいくらい記憶の中に同じ表情を見続けたから…
ありがたい事も、恵まれてる事もわかる。
だからこそ無理なんです。
いっそ嫌われて…
蛇蝎を見るような目で嫌ってくれて…
その方がありがたい…
昨日来てくれた時に、嫌われるように、ドン引きされるように言いました。
「俺にとって女って、時々一緒に飯食って、セックスする相手だったら、それだけで良い。」
『人の気持ちわからない?…』
そう言って帰って行った…
その結果にちょっとホッとした…
そしたら夜に悪魔が来た(笑)
で…
なぜ彼女達は今日も来る?
私は人生経験が、まだまだ浅いようです