機械物の修理大好きなんですけど、記憶を遡ればそんな事をやりだしたのは、小4の時だと思う。

当時親の虐待から地元の神主さん達に育てて頂いたのですが、夜や風呂やご飯時は神主さんの家でお世話になっていたのですが、日中は教会の離れを好きにして良いとあてがって貰っていました。

1日の流れ的には、朝新聞配達、朝御飯は神社で、学校行って夕刊配達して、晩御飯と風呂や就寝は神社。
学校が終わって、夕刊迄の時間は教会の離れで自習したり遊んだりって感じでした。

そんな時に新聞配達中に、粗大ゴミ置き場で見つけたテレビゲーム。
テレビに繋げて遊ぶ、ファミコンの先駆け的な感じの奴。
確か内蔵ソフトはブロック崩ししかなかったかな?
モノクロのブロック崩し…
拾ったままで使えたのですが、すごく夢中になりました。

そんなゲーム機ですが、単一電池4本で動く奴だったんですよね。
表示は全部英語だったので、たぶん輸入品。
各国の交流電源に合わせるのなら、乾電池の方が都合が良かったのでしょう。
ところで当時、電池って高くってねぇ…
単一電池4本だと、600円近くしたんです。
600円…新聞配達の時給が520円だったので、凄く痛かった…

で…ある日やはり粗大ゴミ置き場で、電源コードを拾ってきます。
ラジカセなんかに使うメガネコードって奴。
当時はACアダプターって珍しくって、本体迄は交流電源、本体内部で交流電源を直流電源にコンバートするのが主流でした。

ここで10歳のおバカは考えた…
このコード繋げたら、乾電池要らなくね?
おバカって怖いですね…

当時土曜日は夕刊配達休み(新聞は休刊では無く、休日って形で)で、土曜日の午後実行してしまいます。

コードをハサミで切って、コードのカバーを器用にカット、銅線剥き出しにして電池の入る部分の+-にそれぞれ縛って…
コンセント挿入!

ドスン!!…
そんな感じの衝撃を受けました…

で…気が付いたら夕方で、失禁してた…
直流6vの機器に、交流100v突っ込んじゃうんだもんなぁ…
感電で気を失ってた…

運悪く離れだったので、ブレーカー落ちても気付かれず、日中なので電灯が付いてなくても、不思議がられなかった…

あぁ…なんて間が悪い…

ホント生きてて良かった…今はそう思う。

月曜に学校で、何でそうなったのか?先生に聞く…
そこで初めて、交流電源と直流電源の違い、電流・電圧の意味を知りました。
真っ青な顔で説明と説教をする先生…
今度何かしたいなら、先生が教えてやるから、先生の居る時にやれ!
土曜の放課後、学校ででも良いから…
そう怒られ、諭された…
優しい先生だったなぁ…

その時から事前調べの重要さと、基礎知識の大事さやツールの必要性を覚えた。
懐かしい思い出…
その後もヤバイ目には、色々体験して行くんですけどね…

今考えると、本当に笑えない…