プラモを作ってると、ぶつかる壁の一つはデカールの様な気がします。
貼るのか苦手とかも有ると思いますが、私の中の壁の一つは足りないデカール。

特に乗用車などの一般車両のカーモデルでは、毎回思うんですよね。

下の画像はデカールのカラーコピーです。
右上のは元のデカール。
セブンイレブンのカラーコピー機でコピーしました。
勿体無いので色々まとめてコピーしたのですが、注目して欲しいのは左下のタミヤのデカールと、その他のフジミやアオシマのデカールの差。
タミヤのはショーモデルって感じで、フジミやアオシマのデカールは、車検・定期検査・車庫証明等、街中を走る車には無くてはならないデカールが含まれています。
タミヤ…何ではてなマークしょぼん…って思っちゃいますね。
だがフジミやアオシマのデカールにも問題は有ります。

車庫証明は兎も角…車検や車庫証明のシールはガラスの内側に貼るものなんですしょぼん
デザインが反転されてる訳でもないので、デカールは外に貼るしか有りません。
フロントウインドウは比較的厚いクリアパーツなので、個人的に違和感凄いんですガーン


で…何をするかと言うと…
今回使いたいのは右側の縦3枚、上から[車検・定期検査・車庫証明]です。
ですが車検シールは色と月が使いたい内容と異なるので、また別に考えます。


これに両面テープを貼り付けます。
車庫証明はガラスの外に貼るものなので、OPPテープ(セロテープの様な物で、透明度が高いです、100均の文具コーナーに有ります)で保護します。


試しにコピーに両面テープを貼っただけの物を、貼り付けてみました。
透明素材の適当な物が無かったので、DVD-Rのクリアケースに…


貼った裏側から見たらこんな感じ。
透過度の高い両面テープの効果高いです。


ですが問題です。
カラーコピー原紙 + 両面テープですと0.15ミリ程の厚さに成ります。
ガンダムデカールで0.05ミリ、画像のアオシマのR30用も0.05ミリ、多分これくらいが国産プラモデカールの標準的な厚さなのかも知れませんが、その3倍近い厚みが有り、これでは使えません。


で…これを水に漬け込み…


ある程度染み込ませ、指で擦ってると、この様にポロポロ剥げていきます。
ただ調子に乗り過ぎると、印刷面も剥がしちゃうので注意です。
程々で済ますには慣れしかないです。


左は台紙を水で剥がしたもの、右は台紙付きです。
こんな画像でも厚さの違いは分かると思います。
厚さは0.12ミリ、両面テープが0.1ミリなので、印刷面は0.02ミリ程度って事ですね。


貼り付けた状態を見るとこんな感じ、久々でちょっと失敗…。
レビュー用とはいえ貼り方も雑ですしょぼん


この要領で車検シールなどを再現します。
内側から貼れるし違和感はだいぶ減ります。
車庫証明シールは剥がした後で乾いたら両面テープを貼り付けます。
OPPテープ + カラーコピー印刷面 + 両面テープで、0.12以上0.13未満でした、おそらく0.125程度でしょう。

セブンイレブンのカラーコピー機を使った理由は、20年近く前に色々試した時に、セブンイレブン以外は台紙を剥離させようとしても、紙が粗いのか印刷面まで一気に持ってかれる事が多かったからです。

ちなみに反転コピーで剥離させた部分にマニキュアのトップコートを叩く様に厚く塗ると、剥離部分にしみてコピー元画像そのまんまの爪が出来ます。
その場合は追従性や剥がす時の容易さを考えて、フィルムタイプでは無く紙の両面テープをお勧めします。
その場合は透過度は必要無いですし。

内側に貼る物は内側に貼りたい!
そんな発想からのデカール作りでした。