胃癌が再発し手術を受けてました。
幸いにして極初期の物で、治療も内視鏡で済み経過は良好です。

今回極初期で発見に至ったのには理由が有りまして、実は私3ヶ月に1回のペースで胃カメラの検査を受けています。

再発しやすい体質とかでは無く、また予防的な意味合いでも有りません。
過去に何度かブログ内で触れましたが、かつて医療事務員だった頃の人脈と言うか、友人関係を持つ人達に医師が多いです。
そんな友人との話の中で、若手医師に経験を積ませる為に、練習台として胃カメラでの検査を受けています。

胃カメラを何度か経験された方なら覚えがあるかも知れませんが、胃カメラの検査でも医師の技量は大きく影響します。
それは病変を見抜く力と、患者さんに負担少なく施術する技量です。
下手な医師に掛かると本当に苦しく痛く、上手い医師に掛かるとあれ?って言う程スムーズです。

患者さんの負担は少ないに越した事は有りません、ですがセンスもありますが場数をこなさなければ上達はしません。
その為の練習台でした。

ある種の治験の様なものですが、まず表立って出る話では無く、注射の練習の様に秘密裏に行われてるのが現状です。
また技量が足りない医師の練習台ですので、当然痛く苦しい事ばかりです。

それでも早期発見と治療が出来た事は大変有り難い話なのですが、今回の手術で一つ問題が起きました。

検査自体は先の話の通り練習なので無償です、ですが内視鏡による治療は保険適応の医療行為、私は現在生活保護+僅かな稼ぎで生計を保っています。
ですので保険適応の医療行為は、当然役所へ申請しなければいけません。
この過程で胃カメラの検査が問題視されました。

自費で検診を受けているわけでは無いので、他の生保受給者に対してずるくは無いのか?と…
ケースワーカーから横槍が入った訳です。

この横槍に対して友人達が激怒し、役所に対して一悶着ってレベルでは無い揉め事になってしまいました。

ここで思うのですが、私は友人にも恵まれ行政の保護も受けてる身です、ですが友人からの今回の好意は金銭のものでは無く、そこに至るまでの関係の構築等は私の今迄の結果です。

それを一括りに結果他者より恵まれたからと言って、それはずるい事なのでしょうか?
それをずるいと思えない私の発想が間違っているのでしょうか?

私個人は人は平等では無いと思っています、平等であるのなら生まれからずるいと思う人は有るだろうし、貧困に生まれたものは金持ちに生まれた物をずるいと思うかも知れない、でも発展途上や内戦下に有る他国の人から見たら、貧困でも日本に生まれただけでずるいと思うでしょう。

人は平等では無い…そう思えばずるいと言う概念が無いとも思うのです。

先日ニュースで飲食店の やよい軒 が、おかわり無料を売りにしてる店舗を選択して来店してるのに、おかわりをする者としない者が、同じ料金なのはずるい、おかわりをしない人は損をしている…そんな報道でした。
個人的白米一つにさもしく情け無い話だと思いました。

この一件に限らず、何故損をしてるだとか…ずるいだとか…誰かと比較し平等を訴えるのでしょうか?
私と今これを見ている貴方が違うように、同じで有り平等で有る事はありえません。
今居る環境に納得して生活をするか、納得いかなければ努力をして思う理想に近付こうと何故思えないのでしょうか?
資産や生活環境、仕事や生まれの生い立ち、皆んなそれぞれです。
何故ずるいと批判に走るのか?本当に理解が出来ません。

社会的に私の考えが間違っているのかも知れません…
今も答えが出ないまま、やきもきした気持ちが続いています…

ブログを休んでる間に来訪頂いた方々、暖かいメッセージやコメントを頂いた方々、ご心配掛け申し訳なく思います。
そして気に掛けて頂いた事、この様な世界でも一人では無いと思わせて頂いた事、本当にありがたく感謝の言葉もありません。
ただただ…本当にありがとうございます。