レポート: Wi-Fiは30%スピードが遅い | ベンチャー企業 CIO: 池谷 義則ブログ&経営、ビジネス、プログラミング技術や便利なオープンソースの紹介

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自宅で、デスクトップ型ではなく、持ち運び自由なノートブック型のパソコンを使用している人は多い。
ラップトップ型だと、デスクで仕事を片付けてから、ベッドの上でネットサーフィンをしつつ就寝する、、、という様なパソコンライフ・モバイリビリティーを実現することができる。

ただ、昔はインターネットを利用するにはもちろんLANケーブルが必要だった。
そこで出てきたのがワイヤレスによる信号送信方式。Wi-Fiだ。

まぁ、日本での家庭ネットスピードは海外に比べ非常に早く、安定しており、月額も安価であることから、そこまで気にしたことがない人も多いだろう。

気にする人がいなかろうが、説明させて頂くのだが・・・うむ。

3月10日にブロードバンドリサーチファームEpitiroが発表したリサーチ結果によると、Wi-Fi接続はLANケーブル接続より30%スピードが遅いとの事。

Epitiroによると、アメリカ、イギリス、イタリア、スペインで14,001人のサンプルユーザーを調査した結果、30%ダウンロードスピードが減少し、さらに10~20%の時間、レイテンシーが増加するらしい。

なぜその様な現象が起こるのか。
電波が拡散しているから??違う違うw(らしい)
多くのWi-Fiルーターは同じような設定(チャンネル)で稼動しており、お隣さんのネットワークと邪魔し合っているのだそうだ。

Epitiroによると、この現象を解消する為には、違うチャンネルを設定してみて欲しい、、、とのこと。
Microsoftもワイヤレスとっトワークのパフォーマンス向上の為のアドバイス(日本語)をネットに公開している。

もちろん単に物理的な要因がある。
例えば壁や家具。又は、同じ周波数を利用している別の機器(例えばワイヤレス電話、TVのリモコンなど)も考えられる。
この場合、理解できない人が発している「電波」とは全く関係ないだろう。

んじゃ、どうやってスピードの違いを比べればいいのか。
それが結構視覚的にも面白いサイトが実はある。
Speedtest.netだ。
サイトに訪れるだけでダウンロードスピード、アップロードスピードのテストを無料で行ってもらえる。
ただ、ネットワーク上のスピードは常に一定ではなく、時間帯などにも多く影響を受けるので、その点は留意が必要かと。

参考: Report: Wi-Fi 30 percent slower than wired