もう三月か・・・三月ってなんだろう・・・
お雛さま・・・耳の日・・・卒業式・・・
色々考えましたがなんとなく三月ってぼんやりしてますね!
もの凄く個人的過ぎる意見ですが![]()
でも、三月が勝負!という人間が数多くいる、またはいたということは承知しております。
受験生
彼ら彼女らの苦労と努力に想いを馳せたり馳せなかったり・・・![]()
私自身、受験とか試験とか面接とかにすっかり縁遠くなってしまいました。
(これから嫌と言う程機会に恵まれると思われますが)
ちょっとアンニュイになりつつ図書館で借りた本を読んでいましたが、
今回はそんなアンニュイ具合が引き寄せた一冊をご紹介いたします。
顔のない男
受験生や入学前の青少年におすすめの一冊!!
どうやらまた海外の児童書です。
最後の文章を読み終わった後に思わず「ひぃん」と、ぴえん顔🥺になって呻きました。
ぴえんとか言うとふざけてんのかと言われそうですが、まさしく気持ち的にはあの顔でした。一切おふざけナシです。
正確にはヤングアダルト向けなので、中学生~高校生くらいに読まれる区分ですかね?
表紙はホラーちっくですが、へたなホラーより心に傷を残すというか、
ぴえん顔になるんですよ・・・
とにかく簡単なあらすじです。
あらすじ
十四歳の少年チャックは母親、姉、妹という女ばかりの家に鬱屈する日々を過ごしていた。
父親の違う姉のグロリアとは犬猿の仲。母親も姉の味方ばかりする。
我慢の限界のチャックは家を出て行く手段として、寄宿舎のある学校「セントマシュー」へ入学することを決心する。
しかし、自分の頭脳に自信がないチャック。
姉のグロリアにも嫌味を言われ、思い通りに勉強できないところへ、これも父親違いの妹メグに助言されます。
「顔のない男」として有名な男に、勉強を教えて貰ったらどうか、と。
断崖の上に住む「顔のない男」には、誰も経緯を知らない酷い怪我の痕があります。
あんな変人に勉強を教えて貰うなんて・・・と嫌がるチャックですが、結局彼の家を訪ねに行きます。
まず、この本を読んで誰もが思うことでしょうが、
いや、グロリア(姉)性格悪過ぎない???
美人らしいのですが中身が本当に嫌な女で、まあ父親違いの絡みもあって多少弟にキツイっていうのなら
なくはないかな、と思うのですが、そこまでしなくてもよくない?
あるいは言わなくてもよくない?のオンパレードです。
これにはチャックに同情ですわ。家を出たがる理由ナンバーワンもこの姉の存在ですし。
チャック自身もよくメグ(こちらの妹は味方なのですが、姉のおかげで一層良い子に思える)に、
なんでこんなに嫌われているのかマジ卍と、疑問を呈しています。
読み進めていくにつれ、一応理由らしい理由は出てくるのですが・・・。
おっと姉の話ばかりしてしまい申し訳ありません。
でも、それぐらい強烈な存在の姉ですので、その期待だけは裏切らないと思われます。
そんなことよりも!!!
私はいたくこの男に思い入れをしてしまいました!!!
タイトルにもなっている、「顔のない男」、ジャスティン・マクラウド!!!
今年に入ってからの『家庭教師にしたい男ランキング』堂々の一位にランクインしています。
この男・・・この男は本当に・・・もう・・・なんなん・・・![]()
という気分になっていました。主に、終盤辺りですかね(遠い目)。
最初はやはり冷たいんですよ。顔の傷のこともあるし、人目から離れた場所で暮らしていることからも察する通り、
人間嫌いっぽい雰囲気でしたし。
もちろんチャックのことも最初はすげなく断ったりしてたんですが、結局事情を聞いて引き受けてくれるんだよね・・・
怪我していた犬とか、人間嫌いの馬を飼っているんですよ、彼。
そういう存在を放っておけない性分なんですよ、彼。
だから人を遠ざけていたのに、気の毒な境遇の子供に手を差し伸べてくれたんですよ、彼、優しいから。
すいません、彼女面して語っちゃって。
この沼、深いです。
彼の存在は本当にこの物語の大部分を占めていると思います。
チャックが目を背けている自身のこと、負ってしまった心の傷にも、ジャスティンは最後まで優しく寄り添ってくれます。
もちろん、当初の目的である受験勉強にも手を抜きません。
突き放したり、突き放されたりしながらも、二人の間には友情が芽生えていきます。
その友情が友情のまま、何も起こらずに何も気付かずに続いていければよかったんですが。
🥺
不穏なことを言いましたが、気分爽快大団円のハッピーエンド!とは間違っても言えません。
八方塞がり四面楚歌、鬱屈した日々を過ごしている青少年少女達に、是非、
厳しくて優しい、ジャスティンという男の生涯の教えを受け取って欲しいです。
ジャスティンに勉強を教わりたい、いや、勉強以外のこと(いたって健全な意味)も教えて欲しい、という紳士淑女の皆様方にも
おすすめの一冊となっています。
それでは!