お気に入りだったカレンダー帳

書いては消して
書いては消して

立ち止まって、
周りを見るのが怖いから

消しては書いて
消しては書いて


ページが積み重なって
随分書きづらくなってきた

積み重ねるとグラグラと、
思い通りにボールペンは進まなくて

そんな時はシール貼ったり
色鉛筆で虹を描く

「綺麗だね」って
声をかけてくれたから
ぼくは顔を上げて

「そうかな」と答えるので精一杯だった