私 vs 縦隔腫瘍 -2ページ目

私 vs 縦隔腫瘍 -2ページ目

ホームピグアメブロ

芸能人ブログ人気ブログ

前ページ
次ページ

02May
- 問い合わせる
  ２年前のCTスキャン画像にも腫瘤が写っていたのに異常無しとして見過ごされてしまった件に関して人間ドッグを受けた病院に問い合わせた。画像診断する医師は１人でやっているのか。事実見逃されてるのはどうしてくれるのだ。「通常はレントゲン技師が１人で担当しております」「こちらは予約受付なので、それ以上はわかりかねます」技師が１人なのは知っている。こっちが聞いているのは、診断する医者についてだ。わかりかねるなら、さっさと担当者に代わってくれ。しばらく待った後、担当技師・担当医から折り返し連絡が来た。「2014年の画像をもう１度見ましたが、確かに写っていました」「私の読了ミスです。申し訳ありません」「結果に変更が必要なら、差し替えさせていただきます」言い訳をしてきたら、こてんぱんに言い返してやろうと思っていたがあっさり謝られたので毒気を抜かれてしまった。丁寧に受け答えをして、電話を切る。２年前は見逃されたが、今年は見つけてくれたので良しとするか。受診した病院は設備も新しく綺麗で、テレビでも紹介されたことがあるらしい。受付はホテルのようで、サービスにも不満はなかった。ただ、新しいせいかスタッフも若い人が多かった気がする。もし診断の精度が劣るなら、他の病院も検討すべきなのか。ドッグや健診は、病気を見つける第一歩だからこそ医者にはしっかり頑張ってもらいたい。
28Apr
- ３度目の病院
  雨の中病院へ。病院通いも慣れてきている。ほぼ時間通りに先生と問診。造影CTスキャン・PET検査の結果が出ていた。「ちょっと見立てが変わりました」といってCT/PETの画像を見せられる。「癌細胞に反応するはずなんですが、反応がありません」「ということは、嚢胞の可能性が高くなりました」「嚢胞であれば、胸腔鏡手術で済みます」「手術はせずに、継続的に経過観察するという手もあります」一体どうした。こっちはど真ん中をズバっと切られるつもりでいるのに。そうだ、２年前のCTデータはどう説明するつもりか。２年前に異常無しで今回4cmだと、危ないんじゃないのか。「２年前の画像にも写ってますね、大きさはさほど変わりません」人間ドッグを受けた病院には、説教をすると決めた。本気だ。しかし、本当に嚢胞なのか。そもそも腫瘍ができた位置が大静脈の真上だから、胸腔鏡手術は難しいのではなかったのか。「嚢胞であれば胸腺全摘出ではなくなり、組織を残せます」「組織を残せるなら、血管ギリギリまで取らないので胸腔鏡で出来ます」「胸腔鏡なら体への負担は、かなり減ることになります」見立て違いだった場合はどうするのだ。胸腔鏡で嚢胞だけ取って病理検査に回した結果、悪性だったら。「MRI検査は水分に反応するので、嚢胞か否かの判断目安になります」ここまで様々な検査をしてきて、やらない理由がない。少しでも情報は多い方がいいに決まっている。「経過観察ではなく、手術にするなら日程を決めましょう」嚢胞だったとしても、放っておいては小さくならない。経過観察のメリットが感じられない。こっちは既に切られる覚悟を決めてきたのだ。この際、手術で取ってすっきりしてしまいたい。手術日は6月の2週目に決めた。胸骨正中切開か胸腔鏡かは保留とする。MRIの結果を見て決めることに。診察室を出るところで呼び止められる。「最初の画像診断だと胸腺腫の疑いがあったので　色々説明をしましたが、嚢胞なら一気に危険度が下がります」「不安にさせてしまったかもしれませんが、喜ぶべきことですよ」どうやらずっと難しい顔をしていたらしい。そうですね、と答えて部屋を出る。病理検査の結果が出るまで、確定診断が出ないのはわかっている。確定していないのに浮かれるほど、おめでたくはない。それでもやっと、眉間の緊張は解けた気がした。本日の会計¥220
23Apr
- PET検査
  午前中からPET検査へ。いつもの病院は、混んでいて予約が取りづらいらしく先生がPET専門病院の紹介状を書いてくれていた。病院は職場に近く、たまに行くワイン屋の裏側にあった。いつもは目に留めることもなかったがこんな事でお世話になるとは。マッサージ屋の担当の女性がPETについて聞いてきた。「要するに、ちっちゃいおっちゃんはお酒好きだから　ワインを注射してみて酔っ払うおっちゃんが　いるかどうか確かめる、ってことで合ってます？」…はい、合ってます。検査着に着替えて薬剤を注射。そのまま１時間安静にしたあと、撮影へ。今回も得意の「息を吸って、止めて」をこなしつつ20分ほどであっさりと撮影終了。結果は出次第、いつもの病院へ送ってもらえるそうだ。次の問診で、判決が下る。本日の会計¥30,530
19Apr
- CTスキャン
  CTスキャンを受けに病院へ。先生が臨時で入れたもので、空きが出次第の検査になるので時間がかかるかもしれないとのことだったが20分ほどで検査室に呼ばれた。検査着に着替えて機械の前のベッドに仰向けになる。まずは２枚ほど位置の確認で撮影するらしい。バンザイポーズで機械の中へ。「息を大きく吸って・・止めてください」最近「息を吸って止めて」ばかりやっている気がする。一旦機械から出されて、造影剤を注射することに。「全身が熱くなると思いますが、それ以外で異常があればお知らせください」注射されている左腕がまず熱くなったが、すぐに熱さは喉の奥へ。足も暖かくなり変な気分だ。面白い。間抜けなバンザイを決めつつ、撮影は無事終了。前回の問診で言われていた。「２年前にもCT受けているようですが、データ手に入りますか？」会社の金で受けていた２年前のCTデータを預けて帰宅。異常無しのはずだったが、見逃してないか再見するらしい。見逃してたら、説教だ。本日の会計¥7,950
16Apr
- 和むつもりが
  通っているマッサージへ。21歳のちょっと天然な女性が担当だ。「ここにちっちゃいおっちゃんがいるんです？」「胸をパカーンするんです？」「ちっちゃいおっちゃん、どっか行ってしまえばいいのに」気を使っているのかもしれないが、和む。あざとさは感じられない。さすが若くても接客のプロだ。終わり時間が近づいた頃、ぽつりと言われた。「私にもちっちゃいおっちゃんいるんです、子宮に。　病院行ってないけど、そろそろいなくなったかなぁ」おっちゃんは勝手にいなくなったりしないんだよ。頼むから病院行ってくれ。
08Apr
- 実家へ
  いつ手術になるかわからなかったため事前に取っていた休みを使って実家へ。「今日の夜は予定を入れてないから家で酒でも飲もう、話もしたいし」両親の喜ぶ顔が心苦しい。ついに息子が結婚の話でもすると思っただろうか。「…お母さん、貯金してあるから。　最先端の医療でもなんでも受けなさい。必ずあんたを治してあげる」父も母もそれぞれ難病指定を受けている。金は自分のために使えばいいんだよ。焼酎を飲み干して、就寝。
07Apr
- ２度目の病院
  昨日は朝まで飲んでしまった。午後から２度目の診察へ。目的は呼吸器外科。長い待ち時間を過ごした後、先生と対面。今回の先生はインテリっぽい見た目だった。説明を受ける。腫瘍が大静脈のすぐ上にあり、胸腔鏡手術は難しい。胸を開けてしまえば難しい手術ではない。開胸手術にかかる時間は3H。胸腺全摘出。入院は10日ほど。見た目に反して声が大きく、説明に力がある。ただのインテリではない。インテリヤクザだ。これはもしかしていい先生に当たったのかもしれない。説明自体は予想していたものだった。ただ、手術の日程が混み合っていて、早くても６月になるらしい。それまで色々検査をして、結果を見て作戦を立てましょうとのこと。早速検査に移る。痰の検査レントゲン撮影心電図検査肺機能検査多少疲れたがそのまま会社へ行き、上司と相談。４月・５月は普通に仕事をすることにする。６月に向けて、有給は残しておきたい。本日の会計¥6,430
06Apr
- 不安
  仕事終わりで面倒を見ている新人と飲みに行くことに。明日の診察次第では、いつ手術になるか分からない。現状を伝えておかなければ。もしものこともあるかもしれない。手術の日も来て欲しい。「私はあなたの一体何なんですか」‥会社の後輩です。もう少し優しくして欲しい。ヘラヘラしてるように見せてるがこっちだって不安なんだ。
01Apr
- 初めての病院
  予約をした病院へ。目的地は呼吸器内科。初診受付で紹介状・CTスキャンデータのCD-ROMを渡す。PHSを受け取り、問診票に記入し終わったら待合室で待機。看護師さんの面談を受けることに。「ご両親はどちらにお住まいですか？」「先生から大事なお話がある際は、ご両親はこられますか？」「もしもの時の連絡はご両親でよろしいですか？」「他にはどなたか連絡できる方はいますか？」気ままな一人暮らしを続けている自分にとってはいささかショックな質問だった。まるで近い将来「もしもの時」が来るみたいな物言いではないか。気を取り直して待合室で待機。専門の病院だからか、周りの患者は家族同伴が多く、やたらとため息をついている。ようやく診察室に呼ばれる。大学ではテニス部だったような風貌の先生と対面。「人間ドッグ時のCTスキャン画像ですが、ここに本来は無いものが見えます」「胸腺腫が疑われます。呼吸器内科ではお手伝いできることはありません」「呼吸器外科の先生を紹介します。これからの治療もそちらで相談してください」「今日は血液検査だけ、やって帰りましょう」説明はあっさり、わかりやすかった。治すには手術が必要であることもわかっていた。事前にネットで調べていなかったら、もっと激しく動揺していただろう。ふわふわした気持ちのまま採血をこなし、会計を済ます。その足で会社へ行き、上司と相談。入院に備えて４月の予定を全て空けてもらう。割と自由になる職業で助かった。本日の会計¥11,100
29Mar
- 保険
  手術を受けるとなると、先立つものは金である。慌てて申し込んでいた都民共済から連絡が来た。「人間ドッグで指摘を受けたとありますが、何と言われました？」「縦隔腫瘤疑いと書いてましたが、　検査を受けるかどうかまだ考えてないんですけど・・」とっさに嘘をついてしまった。病院は予約済みだ。「そうですか。このままちょっとお待ち下さい」「・・」「・・・・・」「・・・」「今回は申し訳ありませんが、加入出来ません　病気が完治したらまた申し込んでいただけますか」都民共済は非営利の団体だと謳っているが、やはりただでお金をばら撒いてやるほど甘くないということか。健康な時にしか加入出来ず、必要な時には既に加入出来ない保険が、嫌いになった。
16Mar
- 病院を予約
  「縦隔腫瘤」「ｼﾞｭｳｶｸｼｭﾘｭｳ」と読むらしい。この何日かネットで検索して、相当詳しくなってしまった。縦隔腫瘤に関する記事はほとんど紫色だ。「再検査」なら今までも放っておいたが、「精密検査」は放っておけない。調べた記事でも手術が必要だと書いてある。人間ドッグを受けた病院から紹介してもらおうかと電話をするが、提携病院しか紹介できないとのこと。しかも診察の予約を代わりにやってくれるだけらしく、自分で病院を探すことにした。症例も少ないようで、大学病院や癌専門の病院に集中するようだ。幸い自宅と職場の間に、大きな専門の病院がある。大学病院で学生たちの晒し者になるのも嫌だったのでこちらを選択することに。予約日は４月１日。結構先だ。不安な気持ちのまま、明日から出張へ。
14Mar
- 腫瘤疑い
  人間ドッグの結果が届いた。CD-ROM在中と書いてある。人間ドッグの結果も紙ではなくて、データで見れるようになったのか。紙だと保管に困るが、CDなら保管しやすくていいだろう。開封して中身を確認。「縦隔腫瘤疑い」　　精密検査の必要があります。呼吸器内科をご受診下さい。　　紹介状とCD-ROMを同封いたしますので、必ずお持ちください。「ﾀﾃ••ｶｸｼｭ•ｳ‥疑い？」こうしてよく分からない病気が発覚することとなった。

前ページ
次ページ