久々に聴いてみたら素晴らしい歌詞だった。


「掌にはなんにもない ただなんとなく眺めて何分」「あとどれくらいしたら 普通に戻るんだろう」「時計の音に運ばれていく」
→寂しく虚しい時間だけが流れ続けて、僕は何も手につかない状態。

「太陽は何も知らない顔 完璧な朝を連れてくる」
「全自動で続く日常をなんとなく でも止めないよ」
→寂しく虚しい時間が何日も続いてるけど、それでも僕は生きている。

「こんなに寂しいから大丈夫だと思う 時間に負けない寂しさがあるから」
→時間が解決するわけでもない、寂しさや虚しさ
「強くはないけど 弱くもないから」
→それらを大丈夫だ と強がっている。

「雨が流した 君の足跡」「掌の下 残る君の足跡」
→忘れてしまいそうな君の記憶、ここに残っている
君がいたことの証。(手紙、メール、写真、思い出の物)

「増えていく君の知らない世界 増えていく君を知らない世界」
→君がいなくなっても世界は続いてる。君はその世界を知ることが出来ない。僕も君の知らない僕になり、僕もこれ以上、君を知ることが出来ない。

「ひとりじゃないとか思えない日もある」「やっぱり大きな寂しさがあるから」
→寂しくても大丈夫 だと思ってたけど、やっぱりただ強がっていただけだった。

「応えがなくても名前を呼ぶよ」「空気を撫でたよ 君の形に」
→君の名前を呼んでも聴こえるのは、夕立が屋根を叩く雨の音だけ。君の温もりを感じたいけど、空気を撫でるだけで、掌にはなんにもない。

「あの温もりが 何度も聴いた声が 君がいたことが宝石になった日」
→君の温もりを確かめられず、声も聴こえなくなったけど、それまでの君のいた日々が、大切な日々だったんだと実感した。

「忘れたように笑っていても」「忘れないから笑っていける」
→忘れたように笑って生きているけど、笑っていられるのは、君を忘れていないから。ずっと君がいるから。


「宝石になった日」は永遠の別れを歌っているように感じた。寂しく虚しい時間、その気持ちの動きを描いているように思う。
寂しいけど、当たり前のように自分は生活を続けていかなくちゃいけない。だから、大丈夫だと強がっていたけど、それでも寂しさに押し潰されそうな日もあって、そんな日々を繰り返しながら、少しずつ受け入れられていく、そういう曲のように感じた。


「君の知ってる僕は 会いたいよ」
ここに切なさが詰まってる。
「僕」ではなく「君の知ってる僕」
つまり、今は「君の知らない僕」になってしまっていることを表していると思う。

「出来るだけ先の未来まで見届けるよ」「出来るだけ先に運んでいくよ」
→君のいない世界、君の知らない世界を生きていこうと決心している。そして、少しずつ「君の知らない僕」になっていっている。

「君がいたことが 宝石になった日」
→「君がいた日々が宝石になった」のではなく
「君がいた日々が宝石になった日」
君がいなくなったことを時間をかけながら、少しずつ受け入れられてきた「その日の(それまでの)僕」のことを歌っているよう。

この 「宝石になった日」 を聴くと
「R.I.P.」の「悲しいことは宝物になった」を
思い出す。


受け入れられない気持ちと
受け入れようとする気持ちを
行きつ戻りつして
時間をかけながら大切な思い出「宝石」に
することが出来たんだ
というような歌なんだと受け止めた。

BUMP OF CHICKEN
「宝石になった日」素晴らしい。