自分が会社勤めで大型コンピューターのお守をしていた頃は
年に数回、複数のソフトウェア開発案件を大小取りまとめて
ある程度の規模に揃え、一本の契約にして外注業者に発注していた。

慣れとは恐ろしいもので、大概そのうちのいくつかの案件は
発注をかける頃にはすでに外注業者に仕様書が渡っており、
先行して開発が始まっていたりした。

契約前に作業に着手しているのはとてもマズイことで、
絶対にやってはいけないと、コンプライアンスという名の
社内教育を何度も受けさせられた。

そんな経験を持っていたので、家づくりでは、まだ費用面などで
妥結してない個所の作業が進んでしまうのは、努めて避けようとした。

しかし現実は、やはり現場レベルで先行着手してしまう。
正式見積もりが出る前にエアコンの隠ぺい配管が施工されていた。

自分はまだ費用面で妥結していない。話をこじらせるつもりはないが、
エアコンは別業者からの調達も可能なので、彼らの勇み足である。

照明・カーテン・オーダー家具・外構の追加工事・エアコンを
ひっくるめた2つ目の追加変更契約の見積もりがようやく出てきた。
そして、たぶんこれが最後の費用攻防戦になるのだ。


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