水曜日。
長男が髪を切りました。
毎度おなじみ、近所の床屋さん。
担当は、感じの良い中年女性で、
接客もカットも丁寧すぎるほど丁寧。
もみあげも襟足も、
定規で測ったみたいに直線。
清潔感は120点。
でも、令和の母としては
「もうちょっとナチュラルに…」
と言いたい気持ちが喉でつっかえる。
だって、あの優しさの前で言える?
無理。絶対無理![]()
![]()
![]()
![]()
■ そして翌朝、事件は起きた
髪を切った翌朝。
長男が、珍しく学校へ行き渋り。
「どうしたの?」と聞くと、
「…頭が寒い」
いや、そこ?
そこなの?
でも、よくよく話を聞くと、
どうやら“寒さ”だけじゃないらしい。
■ 長男も気づいていた、あの“昭和の直線”
「学校で“髪切った?”って言われるのがイヤなんだよね…」
ああ、ついに気づいたのね。
あの直線の破壊力に。
母だけじゃなかった。
長男も、何かを感じていた。
そして彼は、
小5男子なりに考えた結果を伝えてきた。
「次から髪切るの、金曜日の夕方にしてほしい」
なるほど。
週末に“昭和の直線”を馴染ませてから登校したいわけね。
その発想、天才か。
■ 成長を感じて、ちょっとしんみり
長男がこんなふうに
“自分の見た目”を気にするようになったなんて。
ついこの前まで、
前髪が目に入ってても気づかない男だったのに。
髪型ひとつで、
こんなに成長を感じる日が来るとは。
■ でも、次回もきっと言えない未来が見える
「次こそは“ふわっと”ってお願いしよう」
と心に決める母。
でも、あの優しい中年女性の笑顔を前にしたら、
また言えない気がする![]()
そしてまた、
清潔感100%の昭和ボーイが誕生するのだろう![]()