月も変わりまして今年も残す所あと2ヶ月となりました
皆様いかがお過ごしでしょうか。
今回も波多江校の田上が、前回の続き
「福岡県入試範囲の変更による影響2/2(数学・理科・社会編)」をお届けします。
念の為、再度変更点を見てみましょう。
【令和3年度福岡県公立高校入試範囲の例年からの変更点】
英語…県内中学校で使用している教科書で中3に習う新出単語・熟語が入試範囲外に。
国語…県内中学校で使用している教科書で中3に習う新出漢字が入試範囲外に。
数学…『三平方の定理の活用』及び『標本調査』が入試範囲外に。
理科…第1分野『科学技術と人間』 第2分野『自然と人間』が入試範囲外に。
社会…公民的分野『私たちと国際社会の諸課題』が入試範囲外に。
まずは数学から。今回の変更では問題の構成に一番大きい影響があった科目です
ここ数年では問1.小問集合の中で『標本調査』が、問5.平面図形及び問6.立体図形のそれぞれ最終問題で『三平方の定理の活用』中の特殊な角を持つ直角三角形の三平方の定理や直方体の対角線の長さを利用する問題が出ています。合計でだいたい10点分ほどが影響を受ける形となっています。
このうち、問5.平面図形と問6.立体図形の最終問題は各4点の配点で、例年正答率が非常に低い(昨年度は比較的高くて平面図形が4.2%、立体図形が4.9%)分野となっており、特に難関校の受験生が差をつける部分となっていました。
そのため、おそらく削除ではなく類題との置き換えとなると考えられます。
計算を簡略化できる法則等を使わずに計算することになるため、問題としては簡単になっても計算量が増えるといった可能性があります。
そろそろ定期テストもありますので、相似や三平方の計算は特に力を入れる必要がありそうですね
社会については入試や受験勉強への影響がほとんど無い、と言っても過言ではないでしょう。
というのも、社会の入試範囲外とされている範囲は何らかの形で他の部分で習っていることが非常に多いからです。
例えば、国連やASEAN、日米安全保障条約といった国際的な組織・約束については歴史で、領土や宗教、日本の周辺の国については地理で既に習っている部分にあたります。
もちろん、それぞれでは今回の対象外となった範囲ほど学んではいませんが、
用語としては習っているため、地理や歴史の復習の中で確認をしておきましょう
理科に関しては、『生物のつながり』の出題がされなくなった、という点では数学に次いで
直接の影響がある科目になりそうです。
福岡県公立高校入試の場合、第2分野、高校でいうと生物分野にあたる部分は例年『植物』『人体』『動物』『細胞・生殖・遺伝』『生物のつながり』の5分野から大問で2~3題出題されています。
その中でも『生物のつながり』はここ5年ほど連続で出ていなかったこともあり、
毎年「来年は出るのでは」と警戒している部分でしたが、今年の入試に関して言えば一旦おいておく事ができるのでその分、他の生物分野に力を入れることができますね。
さて、長々と続きました入試範囲の変更による影響でしたが、いかがでしたか
影響を大きく感じる人、それほど感じない人とさまざまだと思います。
今回は公立高校入試での範囲調整の発表ですが、これから私立高校の入試においても
対応が分かれる部分になります。
説明会や各学校のホームページをこまめに確認して、情報収集をするのがおすすめです
影響の度合いは人それぞれ、少しでもご心配があればぜひ5-Daysまでご相談ください。
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