幼いころから

悩みごとがあると

わたしはノートに向かって

とにかく悩みを書き出していました。

「〇〇ちゃんと喧嘩しちゃった」

「片思いの男の子が楽しそうに女の子と

おしゃべりしてた」

「お母さんに叱られちゃった」

・・・どんなことでも

心が少しでもモヤモヤしてたら

とにかくノートに向かっていました。

 

その習慣は最近まで続いていて

大人になったわたしも

何か悩みごとがあると

「大丈夫!

 ノートに書けばいいんだから・・・」

といった具合でした。

 

誰に見せるわけでもないので

ノートには思うまま書いて

心の中の何もかもを吐き出すように

書いていました。

ビックリするようなヒドイ言葉が並ぶことも・・・。

 

それでも包み隠さず自分の気持ちを

ノートに書きだします。

 

すると・・・

不思議とだんだん気持ちが落ち着いてくるんですよね。

 

少しずつ落ち着いてきたら

わたしは

わたしに質問をするんです。

「どうしてそんなふうに思ったの?」

すると、わたしが答えます。

「○○ちゃんがあんなこと言ったから」

答えたわたしに

また、わたしは質問します。

「どうして○○ちゃんがあんなこと言ったらイヤなの?」

するとわたしが

「だって、もっとやさしくしてほしい!」

叫ぶような自分の心の声に気が付くと、

わたしは

わたしがいとおしくていとおしくてたまらない気持ちに

なります。

 

悩みの答えは、

いつも「愛」でした。

 

「愛されたい」

「愛したい」

「仲良くしたい」

 

自分をぎゅうっと抱きしめてあげたくなるほど。

本当のわたしは「愛」を求めていたんだけ。

 

最近は、ノートに書かなくても

それに気付けるようになりました。

 

今は、もうそんな時代なんですね。

時代が軽やかになっているんですね。

 

悩みは現実にまだ現れてきますが

ノートに向かわなくても

「どうして?」と自分にやさしく聞いてあげると

心の中の本当の声が聞こえてきます。

 

やっぱり

答えは「愛」なんですよね。

 

ずっとずっと変わらず

「愛」なんですね。

 

それに気付くと

やさしい気持ちに戻れます。

 

自分にも

目の前のお人にも

うれしいことにも

悩んでしまうことにも

やさしい自分でありたい・・・

そう思います。

 

やさしい「どうして」で

小さな声にも気付いていきたい・・・

そう思います。