気付いたらいつの間にか

夏が終わっていて

優しい風に包まれていた

青と白の眩しかった景色から

赤と黄色の温かい背景に一変し

僕もまたひとつ歳を重ねたんだ、と

時間の流れの速さに

驚きを隠せないでいる

忘れたはずなのに忘れてなどいなかった

イベントが来る度思い出す

十年の記念日を前に

お互い別々の道を選んでも

あれから二年経とうとしているのに

まだ前に進めないでいるのは

君ではなく多分僕の方

ふと見上げた空でのスーパームーン

ふと見上げた空での流れ星

ふと見上げた空でのランタンの灯り

その時思い浮かんだのは

紛れもなく君の笑顔だった

そのまま眠りについて

夢の中に君が出てきて

ひとりごとがふたりごとになって

またやり直せるんだねって聞いたら

そこにはもう君の姿はなくて

朝が来てまた

ひとりごとになってしまった

それでもまだ残ってる

君と繋いだ手の感触

あれは本当に夢だったのだろうか