廃墟を歌う110  崎戸炭鉱

亡くなった長男が残した「廃墟游耽」を「歌」にしました

 

宣伝「今日は二人で歩きましょう」……電子書籍です

 

       長男です

 

崎戸炭鉱
訪問日:2006/08/26
廃墟と自然の旅、8件目。

本土からの何本かの橋を渡ると、崎戸のある蛎浦島にたどり着く。
海を越えるたびに、徐々に風景を占める自然の割合が多くなっていく。
ここだけ時間の流れが違うんじゃないかと錯覚するくらい、
とてつもなく、のどか。
いいとこです。


崎戸へ向かうのに最初に渡る橋、大島大橋。片道300yen。

「あといくつ橋を渡ればたどり着く長崎県の海に浮かぶ島」

丘を登ると現れた、奇妙な建物。映写室の跡らしい。
だまし絵みたいだけど、本当は6本足。

「SFの月面基地を思わせる奇怪な風貌じつは映写室」

心地よい風に吹かれながら、車を走らせる。
美崎アパートに到着。

「薫風に吹かれながらのドライブで丘に上れば美崎アパート」

団地の連なる様は、かの軍艦島を髣髴とさせる迫力。

「幾棟もアパート並ぶ壮観は軍艦島を髣髴させる」

違うのは、この場所はどこもあふれる緑に包まれているところ。

「湧き出でる緑が覆うアパート群に軍艦島との違いを感ず」