12月25日生まれの歌手
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岡本敦郎「高原列車は行く」
1954年発売のﾋｯﾄ曲
作詞 丘十四夫
作曲 古関裕而
編曲 土橋啓三
『高原列車は行く」は、1954年2月
日本 ｺﾛﾑﾋﾞｱ より発売。
本曲制作にあたり 作詞の丘十四夫は、
病弱だった少年時代に磐梯急行電鉄(通称：
沼尻軽便鉄道)の列車に乗ったことを思い
だして詞を書いたという。
沼尻軽便鉄道 産経新聞
このため歌詞には、五色沼など当地を彷彿
させる ﾜｰﾄﾞが散りばめられている。
五色沼 ふくしまの旅
作曲の古関裕而は、スイスの高原鉄道を ｲﾒｰｼﾞ
して曲をつけ、この軽快な ﾒﾛﾃﾞｨｰには、
丘十四夫も、「ｽｲｽ か ｵｰｽﾄﾘｱ みたいだな」
と、腰を抜かすほど驚いたと言われる。
岡本敦郎は『第5回 NHK紅白歌合戦』(1954)
に、4回目の出場を果たした際には 白組の
ﾄｯﾌﾟﾊﾞｯﾀｰとして本曲を歌唱した。
第5回 紅白歌合戦 NHK
古関の生誕100年に当たる2009年から
東日本旅客鉄道(JR東日本)福島駅の
在来線 ﾎｰﾑ の発車ﾒﾛﾃﾞｨ として本曲が採用
されている。
また記念歌碑が 福島県耶麻郡猪苗代町の
磐越西線 川桁駅近くに建立されている。
monument.sakura.ne.jp
2020年度上期：NHK連続ﾃﾚﾋﾞ小説
『エール』では、古関の生涯をﾓﾁｰﾌ に制作
されており、本曲が複数の回で流れた。
( wikipedia 参照 )
NHK
岡本敦郎は、1924年生まれ。
北海道小樽市出身。
本名：尾加一夫。
1946年 ﾗｼﾞｵ 歌謡の ﾎｰﾑｿﾝｸﾞ、
『朝はどこから』で ﾃﾞﾋﾞｭｰ。
この曲は当時、敗戦直後の日本を励ます
ために朝日新聞が企画した懸賞応募曲で
あり、その明るい曲調が広く親しまれた
曲である。
抜群の伸びる美声と正統派の歌唱で、
戦後の歌謡界で活躍した。
YouTube
1949年『街の艶歌師』の小ﾋｯﾄを皮切りに
流行歌の ﾋｯﾄ が増えていった。
そして、『白い花の咲く頃』の大ﾋｯﾄ や、
『チャペルの鐘』『あこがれの郵便馬車』
などの ﾋｯﾄ を経て、
1954年に ﾘﾘｰｽ した『高原列車は行く』は
爆発的な ﾋｯﾄ となり、岡本の代表曲と
なった。
その後も、『ピレニエの山の男』、
『自転車旅行』『若人スキーヤー』など、
多数 ﾋｯﾄ を飛ばした。
日本の古本屋
多くのラジオ歌謡を吹き込んだことから、
『ミスターラジオ歌謡』の異名を持つ。
NHK紅白歌合戦には 7回出場している。
舟木一夫の大 ﾋｯﾄ曲『高校三年生』は、
岡本の吹き込みを想定して作られたもの
である。
(詳しくは このブログの2024年12月12日をみてね。)
また、歌手活動の傍ら音楽教師としても
活躍。
1980年から84年には 日本歌手協会の
理事長を務めた。
1995年 戦後50年及び自身の ｺﾛﾑﾋﾞｱ 専属
50年を記念し、同じく専属50年の並木路子、
池真理子と共に それぞれ新曲を発表し、
ｼﾞｮｲﾝﾄｺﾝｻｰﾄ を行った。
岡本の新曲は『元気で行こうよ仲間たち』
であった。
ｱﾏｿﾞﾝ
80歳を超えても、
『思い出のメロディー』(NHK)や、
ﾃﾚﾋﾞ東京の懐メロ番組へ出演。
2008年『第50回 日本ﾚｺｰﾄﾞ大賞』で、
功労賞を受賞する。
2012年12月28日 脳梗塞のため死去。
88歳没。
( wikipedia 参照 )
KYODO NEWS
若い頃
wikipedia
さて、「高原列車は行く」の
メロディーは…
軽快でリズミカル。
明るく、さわやかな流行歌
詞の内容は…
列車の窓から見える高原の景色と
旅行の楽しさに浮かれている人の歌。
好きなところは…
景色が目に浮かぶ③番
峠を越えれば 夢みるような
五色のみずうみ とび交う小鳥
汽笛も二人の 幸せうたう
山越え 谷超え はるばると
ララララ ラララララララ
高原列車は ラララララ行くよ
楽しく
明るく
伸びやかに
歌ってね