【おひとり様には慣れましたので。 婚約者放置中!】漫画:晴田巡、原作:荒瀬ヤヒロ 【3巻まで発刊中】
【作品情報】
貴族の子女の多くが通う学園。
特に高位貴族の伯爵家以上は入学前に婚約が調っているのが当たり前の世界。
学園では社交の練習になる行事も多く当然、
婚約者と出席します。
学園卒業後の結婚へ向け
在学中は出来る限り婚約者と交流を重ねる事が常識となっているようです。
ただ、例外もあります。
伯爵令嬢・ニコル・ポートレットはいつもおひとり様・・・・・
ニコルの婚約者、ケイオスは常に幼馴染のキャロライン王女の側に。
どんな特別な行事でもケイオスの優先順位はキャロライン王女。
ニコルは返信の来ない手紙をケイオスへ送ることに疲れ、
学園生活ではケイオスと一度もランチタイムを過ごしたことがなく、
花まつりでさえニコルがケイオスから贈られた花はケイオスがキャロライン王女に送った花と同じ花。体裁のため、仕方なく贈られた花のようでした。
ニコルはケイオスに婚約者とは思えないほど、
あまりにも放置されすぎました。
ケイオスの婚約者らしい振る舞いは諦める事にし、
週末や行事はおひとりさ様で過ごすことに決めます。
ニコルの婚約者と言う立場に安心しすぎているのか?極めて呑気なケイオス。
ニコルの気持ちが変化した様子を1ミリも察することなく・・・・・
ニコルのおひとり様行動はあらゆる場所で学園内の知り合いに見られていた為、
誤解が誤解を生み、
とうとうケイオスがニコルに暴力をふるった話にまで発展!
すれ違いのラブコメディのお話です。
https://www.cmoa.jp/title/293676/
【感想】
もう、本当にケイオスがダメダメ。
貴族のお話ですが、
ケイオスに騎士の精神は微塵も感じられません。
言葉は悪いけれど『大馬鹿』
幼稚園からやり直ししたほうが良いかも。
ニコルに素敵な人が現れても気付かないわね。
話し合いが不足しているので、
ケイオスもニコルも勝手に勘違いして暴走してしまう辺りはラブコメらしく楽しい!
思わず笑ってしまう場面がチラホラ(笑)
ロベリアの彼の勘違いでケイオスの評判が地に落ちるあたりは最高(笑)
特に 3巻13ページ、ニコルのクラスメイト・ロベリアの発言が面白い!
ニコルが一人で買い物へ行った際に購入した腕輪は身につけると幸せになるそうです。
恋人とお揃いでつけるのが流行・・・・・
一人で購入したニコルがなんとも健気で可愛らしくて。
ケイオスは何をやっているんだろう・・・・
【絵】
ニコルのおひとり様になると言う、
並々ならぬ覚悟が感じられる表情。
全てを振り切った感が伝わります。
ラブコメらしく、
少し抜けているケイオス。
天然が少し入ってそうな雰囲気が感じ取れる絵です。
とても楽しい時間が過ごせました‼