厚生労働省が先週末に発表した令和3年6月の有効求人倍率は1.13倍、
前月から0.04ポイント上昇しています。
一定の回復が見られるものの、新柄コロナの感染拡大が長期化している中で
雇用情勢が依然と厳しい様子を反映しています。
令和3年6月の有効求人倍率に関する詳しい数値をみると、
6月は、
・有効求人倍率は1.13倍で、
前月に比べて0.04ポイント上昇。
・新規求人倍率は2.08倍で、
前月に比べて0.01ポイント低下。
・3有効求人(季節調整値)は前月に比べ0.0%減となり、
有効求職者(同)は3.6%減となりました。
[出所:一般職業紹介状況(令和3年6月分)について@厚生労働省]
また、6月の新規求人(原数値)は前年同月と比較すると5.4%増となりました。
これを産業別にみると、
・製造業(39.3%増)
・サービス業(他に分類されないもの)(15.6%増)
・教育,学習支援業(13.1%増)
などで増加し、
・宿泊業,飲食サービス業(10.6%減)
で減少しました。
6月も新型コロナの影響で求人数は減少傾向であったため、
反動増となった業種が多い中、宿泊・飲食サービス業の厳しさが
目立つ形となりました。
都道府県別では、
就業地別ですと、最高は福井県の1.88倍、最低は沖縄県の0.88倍、
1ポイント分の差が生じており、地域差の大きいことがうかがえます。
受理地別では、最高は福井県の1.79倍、最低は神奈川県と沖縄県の0.80倍
という結果になっています。
東京都の有効求人倍率は1.15倍と、前月より0.03ポイント上昇。
上昇は5ヶ月ぶりで、新型コロナ感染拡大の影響で求職活動を控える動きがあり、
新規求職者数が前年同月比で5ヶ月ぶりに減少したことなどが影響したようです。
総務省が発表した令和3年6月分労働力調査では、
完全失業率(季節調整値)は2.9%。前月に比べ0.1ポイント低下、
3ヶ月ぶりに改善しました。
解雇などの離職は17ヶ月ぶりに前年同月から減少しました。
完全失業者数は前年同月に比べ11万人の増加の206万人、
17か月連続で前年同月を上回っています。
[出所:労働力調査(基本集計)2021年(令和3年)6月分結果@総務省統計局]
求職理由別に前年同月と比べると,
・勤め先や事業の都合による離職」が2万人の減少
・自発的な離職(自己都合)が5万人の増加
・新たに求職が3万人の増加、
となっています。
6月の就業者数は6692万人、これは3か月連続で増加しています。
就業者数は一定の回復が見られますが、失業者も増加が続き、
中でも非正規の回復が厳しいようです。
緊急事態宣言の度重なる発令の中、感染者数は増えるばかりで
窮屈な日常が続いています。
ワクチン接種が働く世代に進むことで、求職環境が改善されることを
期待したいです。
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