看護師の中では常識とされていることも、
改めて聞かれると説明に戸惑ったり、
気になるけど忙しくて調べるひまがない様なことを
ご紹介していきます。
看護師の方もそうでない方もお役に立ててもらえたら
嬉しいです。
今回は少し方向を変えて、昨今話題となっている
【年金受給年齢引上げ】にてお伝えしたいと思います。
先日、「財務省は厚生年金の支給開始年齢を68歳に
引き上げる案を財政制度等審議会(財務相の諮問機関)
の財政制度分科会に示した。」というニュースがありました。
少子高齢化による年金財政悪化に歯止めをかけるのが狙いで、
今後の改革論議に反映させるそうです。
厚生年金の支給開始年齢は、制度発足当初は55歳でした。
その後、段階を経て支給開始年齢は引き上げられ、
男性は2025年、女性は30年までに、65歳となる
ことが既に決まっています。
日本は世界の中でもトップの長寿国となりながら、
世界の中でも年金の受給が早いといわれる国のひとつです。
日本よりも早い段階で年金を受給できる国もありますが、
その一方で財政破綻を起こす可能性も危惧されており、
あまり早い段階での年金受給は国家財政に悪影響を及ぼすと
考えられているようです。
近年の年金受給開始年齢引上げの議論を見る限り、
2025年に68歳に引上げられる可能性は非常に濃厚といわれ、
年金に頼らない老後資金の準備が急務と考えられます。
「人生100年時代」迎える日もそう遠くはないのかもしれません。
そのためにも、”60~70歳をいかに好条件で働き続けるか"が
老後の生活を支えるポイントになるでしょう。