たゆたううた -5ページ目

伸びやかに軽やかに

飛行機雲に沿って
紙飛行機を飛ばしてみた
だって今日はよく晴れたから
この風に乗って
どこまでも飛んでいけばいいと思ったんだ

地球の裏まで
沈んでいく
飛行機雲を見つめて

手紙を書いてみた
だって今日は
忘れたくない日だったから
あの果てしない感情のまま
どこまでも
どこまでも
どこまでも
紙飛行機も
飛んでいけばいいと思ったんだ

テープレター:『半年経ちましたね』

震えながら送信

はじめまして

かすれて 震えて ぎこちないけど
だれかどうか
聞いて下さい


 あの時は
 心も
 言葉も
 このまま
 萎れてしまうんじゃないかと
 死んでいくのが怖かった

  必死で
   もがいて
    探って
     抗って
      深いため息と共に
      いま生きている歌を
     不器用なままでも
    ここにいるよ
   だから叫ぶよ
  だから笑うよ
 這いつくばって
 這いつくばって
  いつも何か探してるよ
   探すのをやめたとき
    何が見つかるか
     知りたいんだよ


聞いてくれてありがとう
出会ってくれてありがとう

何が見つかったか
また送ります

三元素

どしゃ降りの
雨のなか
走り出した
飛び出した

 だって
それしか
できなかったから
 だって
それしか
考えられなかったから
 だって
考えるより
走り出してしまったから

 嗚呼
溺れてしまいそう
叫びだしてしまいそう

この雨に

 嗚呼
清々しいほどの
どしゃ降りだ!


大粒の雨
西陽が滲んで
暖かく
叩きつける
反射する

どしゃ降りの
雨のなか
走り出す
走り続ける


 だって

虹が見えたから