今や地方では生活必需品となっている自動車

大人１人に１台というのも珍しくありません。

私の実家でも１人１台保有しています。

ところで、車にガソリンを入れる度に、「高いな～」と思いませんか？

そこで、今回は「ガソリン・軽油（燃料）に課せられている税」について見ていきたいと思います。

自動車の燃料に課せられている税は全部で4種類です[1]。

・揮発油税（ガソリン税）

・地方揮発油税（地方ガソリン税）

・軽油引取税

・石油ガス税（石油税）

これらは高度経済成長期の1958年に「国および地方の道路整備拡充の為に創設」されました[1]。そして、2009年に一般財源化されています。

つまり、

日本の高度成長期に道路整備目的のために創設された税が、60年以上も見直されずそのまま残っているのです

どのような理由であれ政府に増税を許してしまったら最後、決して税率が元に戻らない・・・そのことが良く分かる例ですね

さらに、ガソリンや軽油にかかっている税金はこれだけではありません

消費税も課税されています

ZEIMO（ゼイモ）、ガソリン・軽油・灯油にかかる消費税の違い、10%増税後の計算[2]より

まるで

「税金のミルフィーユ」

ですね

1つの項目に対し、二重三重に課税するのは理不尽だと思いませんか？

まさに重税です。

時代錯誤の税金である上、税金の重ね取り・・・ガソリン税制を今の時代に合ったものにする必要がありそうですね

今日も減税明日も減税令和の大減税

【参考文献】

[1] 全日本自動車産業労働組合総連合会（自動車総連）：総務省「自動車関係税制のあり方に関する検討会」ヒアリング説明資料（2015年10月7日）、https://www.soumu.go.jp/main_content/000380633.pdf

[2] ZEIMO（ゼイモ）、「ガソリン・軽油・灯油にかかる消費税の違い、10%増税後の計算、https://zeimo.jp/article/25185

税金のミルフィーユ状態！時代錯誤のガソリン税制