一身独立して一国独立す
これは明治の大ベストセラー「 学問のすゝめ 」の中で福澤諭吉が述べた言葉です
『国民一人ひとりが独立した人間であって初めて、国として独立できる』という意味です。
72年に『学問のすゝめ』を出し、ベストセラーになる。この中に有名な言葉「一身独立して一国独立す」の言葉がある。国民一人ひとりが独立した人間であって初めて、国として独立できるという意味だ。人々が自分で考え行動できること、つまり「一身の独立」によって、「一国の独立」が可能になる・・・(以下略)
『慶応の歴史キーパーソン 根幹を成す「一身独立」の教え』より
福澤諭吉は、国民一人ひとりが独立していない国は、国として独立していない国だと考えたわけです。
では、福澤諭吉が考えた『国民一人ひとりが独立』するとは一体どういう意味でしょうか
私は次の2点だと考えました。
①国民一人ひとりが己の力で生計を立てる。
②国民一人ひとりが自分の頭で考え、行動する。
いかがでしょうか
一方、今の日本はこの福澤諭吉が求めた国と果たして言えるのでしょうか
日本経済新聞に次のような記事がありました。
厚生労働省が発表した人口動態統計によると、2020年の婚姻数は前年比12.3%減の52万5490件となり、戦後最少を更新した。日本は結婚しないと子どもを持たない傾向があり、婚姻の減少や先送りは少子化の加速に響く。コロナ禍の収束が見通せない中でも結婚する人が増えるには、どんな支援が必要か。日本経済新聞社が未婚の男女千人に調査したところ「雇用の安定」「新婚家庭への金銭的支援」を求める声が上位となった。
『コロナ下の結婚支援策 未婚者5割が「雇用の安定」要望男女1000人・本社調査』より
少なくとも結婚適齢期の若者世代は、政府による「雇用の安定」政策や「新婚家庭への金銭的支援」政策に頼らないと結婚を考えれないほど家計がひっ迫している現状が浮き彫りにされた記事だと思います。
このような状況を「一身独立」と言えるのでしょうか
このように、政府の金銭的支援に頼らないとまともに結婚すらできない若者が多いままで良いのでしょうか
なぜ国民は自力で自らの生計を立てられないのでしょうか
それは、現在(令和3年度)の「潜在的な国民負担率」が 56.5%に達しているからです。
私たちが稼いだお金の半分以上が政府に持っていかれているのです
そもそも、政府の金銭的支援の財源は、我々が支払った税金です。
政府が補助金や助成金などの金銭的支援をするくらいなら、最初から減税すれば良いと思いませんか
お金を配り直す手間も時間も費用もかかりません
減税こそ、福澤諭吉が唱えた「一身独立して一国独立す」道だと思います。
今日も減税、明日も減税、令和の大減税
※今回の記事は次のツイートを深堀りしたものです
モリブデン@一国民の会@moly_bdenum「一身独立して一国独立す」と福沢諭吉は言いました。 政府の補助金や助成金に頼らないと生活できない国民が多いままで良いのでしょうか❓ 己の力だけで生計を立てる国民が多い国こそステキな国だと思いませんか❓ そのための #減税 と… https://t.co/KQEmfSvTg1
2021年06月21日 00:07
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