大学3年の夏の終わり、
バイト先の友人と渋谷の公園通りを歩いていました。
確か、渋谷で待ち合わせてお茶してから
代々木公園を抜けて
バイト先のある表参道に向かっている途中だったかな?
パルコの前で
若い女性に声をかけられました。
スラっと背の高い、物凄い美人!
着ているものもお洒落でモデルさんのような人でした。
彼女の差し出した名刺には「平凡出版 ○○」と書いてありました。
なんでも新しい雑誌の創刊準備中とのこと。
チャーミングなネーミング(あっ、意図せず韻を踏んでいる・・・)の
その雑誌名を口にして、
当時一世を風靡していたニュートラ・ハマトラ系とは
一線を画したタイプの雑誌にしたい、という話を熱心にしてくれた後、
「写真が雑誌に掲載されるようになっても問題ないかな?」と訊かれました。
その時の私の服装は
マドラスチェックのボタンダウンのシャツに白のパンツ。
靴はコンバースのハイカット。
海から帰って来たばかりで、まっ黒くろすけ。
こんな汚らしい不細工が載るわけないでしょ、
と軽い気持ちで「いいですよ。」と答えました。
一緒にいたカメラマンに沢山写真を撮られた後、
連絡先を教え、バイト先のサンドイッチ屋に向かいました。
その日の夜、バイトから帰ると、
物凄い美人の編集者○○さんから家に電話がありました。
「雑誌に掲載する服を着るモデルをやりませんか?」
今で言う「読モ」ってヤツです!
お礼も出ますよ、と言われ、
サンドイッチ屋でチマチマと卵サンドを売るよりもオイシイかも!?と
身長・体重・BWH・ジーンズのサイズ・靴のサイズ、など
ありとあらゆるサイズを伝えました。
もちろん、体重とスリーサイズは若干サバを読みました♪
その後、もう一度その出版社から連絡をいただきましたが、
私の姿が紙面を飾る事は一度もありませんでした。
電話のやり取りを
新聞を読む振りをしながら聞いていた父が
出版社に断りの電話を入れたためです・・・。
自分のルックスが10人並だということは
自分が一番良く知っていましたし、
(何故、声をかけられたのか、本当に不思議)
お洒落で華やかな世界に憧れもなかったので、
「断ったぞ」という父の言葉にも
特に反発せずに
「あっ、そっ。」という感じでした。
無事に創刊されたその雑誌は
当初は「女性版ポパイ」といった感じでしたが、
その後、大きく方向転換されて、
やたらと乙女チックなフワフワ路線を打ち出し、
知らない間に廃刊となっていました・・・。
その雑誌の名前は「Olive」。
ちょっと懐かしくなって買ってみました。
☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*
付録の「Olive」よりも
本体の70年代特集が面白かったです。
片岡義男さんは、まほろに住んでいた頃ご近所さんでした。
いつもカウボーイのようなウェスタンルックで歩いていましたっけ。
若い頃は「なんだかなぁ・・」と思っていたOliveですが、
(世代的にもズレがあるし)
ちょっとウィキったら、
あら?意外と好みのものが・・・
オリーブ』的とされる事柄
・帽子(ニット帽、ベレー帽など)
・古着
・フランス映画
・カフェ
・アフタヌーン・ティー
・絵本
・北欧雑貨
等々。
もう一つ、気が付いた事。
載っているモデルさん達、
いわゆる「美人」がいな~い!
・・・なるほどね。