諸般の事情により
ブログを控えていましたが、
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じりじりする中ついに登場!
イケめてる?
いや、結構小汚い
そして、ヘラヘラしている。
怪物くんのようなふてぶてしいチャーミングさもいいさじ加減で魅せてくれる。
上映中9割位この調子なんだけど
1割は転世薫風のような背中がゾクゾクするくらいカッコイイ
いや、底知れない怖さを孕んだ大野智を見ることができます。
原作の主要人物である
柘植三郎座衛門や文吾や鉄が映画には出てきませんが
脚本も原作者と同じ和田竜さんなので破綻なく物語は進む。
柘植三郎座衛門の台詞や思いは平兵衛が、文吾の仕事はウズラや文蔵が、子役のネズミは鉄より重要な役割を担っています。
マキタスポーツさんいい役者さんですよね。
NHKで漫画家西原理恵子さんの高校生時代のドラマをやっていて理恵子役を松岡茉優さんがお義父さん役をマキタスポーツさんがしていました。
高知が舞台のドラマで、マキタスポーツさんの土佐弁が抜群に上手く
「りえこー」と呼ぶイントネーションに愛情深いのに高知の酒飲みでばくち打ちのダメ男の悲哀が滲み出ており
ドラマを見ていて泣いてしまったことがあったんですが
長野左京亮は
ファンタジー忍者映画になりそうな「忍びの国」をリアルな人間臭い映画に仕立ててくれています。
しかし、普段のマキタスポーツさん普通のおじさん過ぎて、舞台挨拶の時しんがりが中村監督だと思ってたらマキタスポーツさんだったので、大野君にでんでんさんと間違われても仕方ないかも
知念君の織田信雄。
原作で日置大膳との関係性が変化する重要な場面。下手な役者さんだと白々しくなってしまう難しい演技を知念君、見事に演じ切りました。
バーターとは言わせない実力で、若武者姿も美しく、憧れの先輩の主演映画の見せ場の一つを作りました。
石原さとみさんは今旬で美しすぎて、共演の男優さんをくってしまうところがあるけれど(校閲ガールの菅田将暉、失ショコの松潤も…)お国は、強く儚く美しく、あくまでも無門を動かす原動力となっていました。
大野さん鏡割りの掛け声をお願いしますと言われ「ぱぁーん」と提案してみんなからやりにくいと却下。
「忍びの〜」で割って「くに〜」で顔作ると言ういつもの顔芸で共演者を巻き込み、会場中をクスクス笑いに包み込む。
いつもながら、あんなゾクッとする表情する人とは同一人物とは思えない。そりゃ、さとみちゃんから頭の中忍んでみたいと思われるわ。
中村監督が挨拶で
「この映画は僕はわかりませんけど、外国の審査員が2回目3回目を見た方が面白いらしい」と言っていたので、私もそうしてみますね
時代劇だけど重々しくなく、アクションシーンも疾走感があり若いお父さんも楽しめます。
合戦中も血が飛び散ったり残虐なシーンはあまりないので、小さいお子さん連れでも大丈夫
舞台挨拶の最後三本締め
大野くんは、忍びの国の大ヒットとお客さんの健康を祈願してくれました
高知の会場みんなでパパパンパパパンパパパンパン×3 拍手
あたたかい雰囲気で終わり、明るくなった会場は幸せな笑顔で溢れていました。
「忍びの国評判」で検索して
面白い、楽しい、よかったが
星がいっぱいありますように
大大大ヒット願っています。
追記
終映後猛ダッシュでグッズ売り場に走り、ラスト1のキーホルダーを虎狼の族(やから)のようにゲットしていたおばちゃんは私です…