2/19の京都マラソンが無事終了しました。

約1万7千人のランナーが京の街を走り抜け、
およそ50万人が沿道から声援を送った一日でした。

私はというと、裏方スタッフとして
18日、19日は慌ただしく動いておりました。

金閣、龍安寺から鴨川下って御所、
銀閣、ゴールの平安神宮へと
世界遺産の景色を見る暇もなくバタバタと。

ランナーの皆さんはどうだったのでしょうか。
古都の名所を感じる余裕はあったでしょうか。

ところで一般外国人のランナーも幾人かいらっしゃったようです。
文化と伝統の街でマラソンを走ることに魅力を感じるのは
日本人だけではないということですね。

京都新聞で取り上げられていましたが
京都外大をはじめ、全国6つの外国語大学の
学生ボランティアさんが語学を活かして外国人ランナーの
手荷物の受け渡しや諸々の案内を手伝っていました。
東京オリンピックにもつながる取り組みですね。

このようにマラソンに限らず大きなイベントでは、
アルバイトとしてスタッフを雇うような業務もある中、
学生ボランティアというものも、まだまだ無くなりません。

「貴重な経験が得られればお金はいらない」
学生さんのそのような気持は本音でしょう。

学生の時にしか出来ないことがあるし
誰かの役に立ちたいし、就職活動に使えるし
後々武勇伝として語られるし、暇だし
など動機は様々。

ボランティアは善意の搾取、という見方もありますが
カタいこと考えてしまうと何も出来なくなるので
いろんな動機があって当然、自分の時間は自分の責任で
自由に使い行動して良いと思います。

しかしそんな学生の意欲を利用するかのような
善意搾取型のボランティアもあるかもしれません。
お金もらってする仕事ちゃうの、みたいな。

今回のマラソンボランティアがそうだったかは分かりませんが
学生さんには「お金はいらない」と思える
価値ある場所で過ごしてほしいなと思います。