ある時から、急に息ができなくなる気持ちに囚われるようになった。
ちょっとしたきっかけから、だったと思う。
ある本の主人公が息を引き取る描写を目にした瞬間、自分も息を吸えなくなる感覚があったのだ。暫くはその場面を目にする度に同じ感覚に陥ったが、ただそれだけだった。
スケーリングを受けに、歯科医院に行った。
元々歯科治療に恐怖心はなく、いつも半年に一回お世話になっている所である。
その日は待合室で順番待ちをしている時に、急に起こった。
動悸が止まらなくなり、手先が冷える。
処置中に息ができなくなるかも、と思ってしまったのだ。
何とか意識を逸らして落ち着こうと思ったが、動悸は続いている。
順番になり診察台に上がったが、まだ気持ちが落ち着いていない。
歯科衛生士さんにお願いして、こまめに休憩を挟みながら何とか終えてもらった。
これは一体なんなんだ?
その後も、ヘッドスパの最中に同じような感覚になって止めてもらったりした。
マスクして、目隠しされた状態で閉塞感を感じたらしい。
私に閉所恐怖症はないし(むしろ狭いところにはまるのが好き)、暗闇恐怖症もない(寝る時は真っ暗派)。なんでこんな気持ちになるのか全くわからなかった。
パニック障害、もしくは不安神経症に区分されるのかな。
ただ、最近は何とかコントロールできるようになってきた。
もっと症状がきつかったら薬物療法も必要かと思っていたが、このまま凌げそうである。
更年期障害の一種に、不安症があるらしい。
心当たりといえば、やっぱりこれかな。
しばらくは仲良く付き合っていくしかないようである。