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ふくしまのマウンテンスポーツアスリート

#MYBESTRUN
Salomon Outdoor Japan企画

みなさんこんにちは。
福島県で活動するSalomonアスリートの眞舩孝道です。
ボクの「マイベストラン」物語をご覧ください。
2011年8月に開催された『XTTERA JAPAN TrailRun日光白根丸沼大会』
ここでの物語がとても印象深いです。
2011年3月11日に発生した東日本大震災から、ちょうど5ヶ月が過ぎようとする時に開催された大会でした。

当時のボクは、福島市の私立大学職員として働いていて、夜間学部の保育科を担任。業務的に春は、卒業式と入学式が入り交じり、とてもハードな季節でした。
そんな時に起こった東日本大震災。
勤務する大学の校舎もほぼほぼ壊滅的な大被害。
道路が壊れたり、ライフラインも止まってしまったり。ガソリンも不足したり。

当時、ボクが住む福島市は、避難区域にこそならなかったものの家族を実家に預け、ボクは懸命に働きました。
家族と離れての生活がしばらく続きました。
倒壊した校舎から、専門家の指示のもと、数日後の卒業式で渡すはずだった準備していた学生の卒業証書や過去の卒業生の大量に保管された成績証明書などを命がけで搬出したことは、今でも忘れられない思い出です。

そして、震災から数日後、福島県では放射能問題が覆いかぶさってきました。
そんな不安感を払拭するためにも、心身をチューニングするためにも、ボクは身近なフィールドで細々と走り続けていました。

当時は「走っていること」がどこか不謹慎なんじゃないかな、、日々そんな想いに駆られるときもありました。
2011年8月に群馬県片品村で開催されていたこの大会は、3度目の挑戦(2009年は第3位、2010年は第4位)で勝ち取った優勝でした。
当時は、窮地に立たされた福島県。
山岳競技の元国体選手(福島県代表選手)とあり、人一倍、福島県への想いが強いボクは、この大会で優勝して、表彰台で「福島県から来ました!」「福島県から世界に行きます!」
そんなヒーローインタビューを話せたらカッコイイだろうなぁ。なんか福島の活力になるんじゃないかなぁ。

当時、ボクは32歳(笑)
そんなヒーローモチベーションで挑みましたね。
また、家族はもちろんですが、学生や共に働く教職員にも何か活力になれば!との想いもありました。
そして、この大会の冠スポンサーがSalomon。
ゴールゲートにも旧サロモンのロゴが踊っています。

現在のライフスタイルを筆頭スポンサードいただいているSalomonとのご縁もこの地、この大会からはじまりました。
実は、この大会は、妻の方が先に活躍していたのです。

前年の2010年に妻が先に優勝しているんです(笑)
その際に、表彰式で副賞としてSalomonやSUUNTOの用品をいただいている姿があり、それがうらやましくもあり笑

その時はじめて、先を越された妻の活躍でSalomonが我が家にやってきたわけで。

当時のボクは、写真をご覧の通り、Salomonを身に付けていたわけではなく。

ボクより先に妻の方が、Salomonの装備で山を駆け出していたのです。

ボクも妻のように「優勝」したら、妻と同じSalomonのシューズを履けるかもしれない。Salomonのザックを背負えるかもしれない。

絶対に優勝したい。
優勝をしたら何かが変わるかもしれない。
当時32歳のボクには、そんなモチベーションもありました。

また、当時3歳になる息子にも、父親として一番にゴールテープを切っている姿を見せたい。覚えていて欲しい。

そんな親父としてのカッコをつけた想いもありましたね。
このSalomon冠の大会から、ボクの人生をワクワクさせてくれて豊かにしてくれるであろうフォーチューン(資産)的な「トレイルランニング」ストーリーが加速しはじめました。

2011年12月には、米国ハワイ州で開催されたXTTERAワールドチャンピオンシップに「日の丸」を付けて出場。

福島県における「震災復興・地域振興・健全なトレイルランニングの普及」を協同させた仲間との活動と出逢い。

この2011年8月の「マイベストラン」から、ボクの第二の人生がスタートしたといっても過言ではありません。

参考blog記事:mafu-blog/aloha-street
[2011.8.30]
[2011.12]

思い起こせば、Salomonとのスポンサード契約締結日は、米国ハワイ州に飛び立つ当日。
成田空港に向かう途中の都内、2011年12月のことでした。

ボクの第二のマウンテン人生は、東日本大震災。
そしてSalomonとともに、今年2020年8月で9年を迎えます。

来年は、節目の10年☆TenYears!
きっとコロナウイルスも終息して、ボクは記念にどこか海外のレースに挑戦していると思います♪

『走っていれば、きっとイイことあるから! by mafu』
マウンテンプレイヤー 眞舩孝道(福島県)
supported by #Salomon

*SALOMON OUTDOOR JAPAN 企画*

#MyBestRun

あの日を振り返る。ランニング人生のハイライトや印象的な出来事を語ろう。
総勢21名の国内サロモンランニングのサポート選手たちが日替わりで「自分の物語:MyBestRun」を語りつないでいきます。