今日一日がどんな1日であったか。
昨日のあの出来事は、その後どうなったのか。
明日のお天気はどうかな？
気になる情報、話題をギュッと詰め込まれたニュース番組。NHKのニュース7が始まる時間です。
きちんとまっすぐに情報を伝えてくれるニュース番組は、最近減少傾向にあると思いますが、
NHKの定時ニュース、そしてニュース7は最後の砦だとおもっています。
その牙城を守り抜いていたアナウンサー・武田真一アナウンサーが、この春番組を離れることが発表されました。
NHK「ニュース7」の歴史の中で最長記録となる9年間、その看板を背負って走り続けてきた武田さん。
NHK開局時からの夜のニュースを引き継ぐ歴史ある番組ですし、
看板ニュース番組ですから、相当のプレッシャーもあったでしょうし、
移り変わる最新情報や飛び込む緊急ニュースに対応する集中力など、体力的にも辛い部分もあったと思います。
(もちろん、武田さんはそれを視聴者に感じさせる事なく職務を遂行されているプロフェッショナルですが)
何時も当たり前のようにニュース7を武田さんの声で聞き、
当たり前のようにお姿を拝見してきた日常が、
この春終わりを迎えます。
4月からはクローズアップ現代＋のキャスターを務められるので、お姿を拝見出来ることに変わりはないのですが、
率直に寂しいです...。
今の私の仕事のサイクル的には、
セブンはリアルタイムで見ることができず、むしろクロ現の方が毎日リアルタイムで視聴できるのですが、
こみ上げる感情はやっぱり寂しさです...。
そして気付いたのが
武田さん御本人への敬愛の念と等しく、武田さんの読むニュースが好きだということ。
脚色されず、透明な情報がするりと伝わってくる読み方、
分かりやすく解説してくださる動き、
悲しいニュースでは心を添わせ、
嬉しいニュースでは表情をほころばせ、
人がニュースを伝える意義を体現されているアナウンスが大好きなのです。
クロ現は報道番組ではありますが、今のニュース7のように様々なニュースを扱うのではなく、
(会見時の武田さんの言葉を借りると新書のように)一つ一つの話題を深く掘り下げて伝える番組です。
ニュースというよりはジャーナリズムの追求、といったところでしょうか。
それはそれで武田さんご自身のキャリアアップになるはずですし、
何より今の少し軽いテイストになってしまったクロ現を立て直せる方は、報道キャスターとして盤石の安定感と経験値を備えた武田さん以外にいないのではと思います。
毎日毎日原稿を睨めっこして、
プレッシャーと戦い、体力を消耗しながら走り続けてきた9年間。
本当にお疲れ様でした、という気持ちと同時に
それでもまだニュースを読む武田さんのお姿を見ていたい…と思ってしまう自分はなんとワガママなのだろう。
暦は弥生。
3月31日までのカウントダウンは始まりました。
限りある時を噛み締めつつ、今後のご活躍を激しく祈念しますヾ(＠°▽°＠)ﾉ
願わくば。
世界中で辛く、悲しいニュースが少ない日々でありますように💫