アルバイトの面接を受けに来た女性に対しわいせつな行為をしたとして、牛丼チェーン店「すき家」の元社員の男が逮捕されました。男は、面接に来た女性に「同意書」と称した紙を渡したといいます。

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わいせつな行為をしたとして逮捕されたのは、牛丼チェーン店「すき家」の元社員の山本将寛容疑者(41)です。社員の立場を悪用して、犯行に及んだとみられています。

警察の調べによると、山本容疑者は、ことし6月、千葉市稲毛区の「すき家」でアルバイトの面接を担当していました。面接を受けに来た51歳の女性に対し、検温などと装って体を触るなどのわいせつな行為をした疑いが持たれています。

被害にあった女性は以前、この店舗で従業員として働いていたことがあり、山本容疑者が「人手が足りないのでバイトに入ってほしい」と持ちかけたといいます。

女性が面接にくると、山本容疑者は、店にある更衣室で女性に「同意書」と称して、紙を渡したといいます。そこには「検温、心音をはかる際、下着の下から実施する。この行為はセクハラではない」などと書かれていたといいます。

山本容疑者は「触っていない部分がある」と、容疑を一部否認しているということです。

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