残酷な夜『残酷な夜』を読んでいると、口のなかのうえあたりが浮くようでもあり、ざわざわとするよう。 フランシス・ベーコンの絵を(観た?)感じたときに似てる。 ベケットの作品の主人達とは、また違う暴力(外的な内的な危機)が、モノローグや視線にあらわれる。底には愛(妄執か?)があるのかもしれないが、欲望と欲求に充ちて救いなどないと、とても気づかされる。全編に喉を締め付けるような高笑いが゛Ha-Ha-Ha-Ha゛と響く。
審判カフカの審判の文庫本を手にとり読んでいる。 まえに最後まで読んだことがあったけれども、内容というか、どんな感じだったかととかを忘れていて、たまたま本棚をとおり過ぎるときに眼にとまり、読んでみようかなと、大いなるスローモーでもある僕が心揺り動かされてふいに訪れた尿意の幽かな鈍痛を下腹に感じながら、横になって本を開いてみた。 眠いような文が僕を眠りに誘い、ある朝という曖昧の時日の言葉を言いたくなる軽い衝動が現れたけれども、それはやめて、ただ眠りに負けようと思ってみた。 カフカのどの本にも笑いと眠りがつきものだ。 カフカを読むと小島信夫も読みたくなるな。 どこかの箱のなかにあったような。 あとで探してみようかな。 今日のBGM:相対性理論/地獄先生