五月二日、2016年。

いつものようにペットショップをふらついていた母ちゃん。
この日は小鳥を見に来ていた。
前の奥さんをなくしたセキセイインコの八千代に新しい奥さんを、と思ったのだ。
ボーっとケージを見て歩いていると、眠たくなってしまった。

母ちゃん、歳です。 
ご飯食べた後は眠いんです。

で、石にケッ躓いて気づく。

そうだそうだ、お嫁さん、見つけなきゃ。

一番最後の店で、(4っつぐらい並んでいます。)鳥を探す。

いないなあ。

並んでいるケージの後ろ?裏?を見てみると、一つ小さいケージがポツンとおいてあった。
(二つのケージが積み重なっていて、その陰に隠れている、といったかんじ。)
ケージの第一印象、サビッサビ。
もちろんその中に生き物がいた。

たぶん。
たぶん、それは生き物だった。
そしてたぶん、生きていた。

こわごわ近づいてみると、中には茶色いうさぎ?みたいな物がいた。
いや、ウサギだということは間違いなかった。
長い耳があったから。

ぱっと見でウサギだ、と気づかないぐらい汚れていた。
体中にアリが上っていて、まるで、公園に落ちている飴みたいだった。

そのウサギは狭いケージの端でアリに埋もれながら震えていた。
一目見て、

もう助からないだろう。

と思った。

でもその子は助かった。いや、助かる見込みが10%から50%まで伸びた。
その不幸なウサギが、このブログの主人公の 小夏 だ。