私の憂漣への想いが溢れ過ぎて←

文字数上1回でまとめきれなかったのでネタバレ感想文その2です。


{D21CA9C1-9529-4D7F-BD94-A3DA6692C305}


以下ネタバレあり

(憂漣、綸燈、廻螺、歌紫歌)












{F6B6B4CB-210B-4ED6-B32E-600A41D41D8C}

憂漣[ユーレン]=ミュラー(cv内田雄馬さん)

透京に執着する研究者。堕涙。

憂漣は狂う過程が丁寧だった。 


興奮がやばい。 
え、やばい好きめっちゃ好き。 
今までどのルートもいい感じやわあとか呑気に考えてましたがこのルートというか、キャラがド性癖。 
ビビるくらい高潔だった憂漣が恋に狂って270°ひん曲がる様がめちゃくちゃ良かった。 
スイクラの久瀬君の歪愛エンドめっちゃ思い出してた。なんとcvもお揃いの内田雄馬さん!! 
好み過ぎて二周目キメてしまいました。



頭良いし協力してもらえたら心強いと憂漣に協力者となってもらおうと事情を話すと「怪しい過ぎる。騙されてるのでは?」と一蹴されてしまう。 

ここに来てほんとその通りのツッコミ! 
あと「よし帰っていいぞ」→「はい!お邪魔しました!!……あれ?体良く追い出されてない!?」って下りが好きでした。 

その後期間限定の協力者になってくれることになって、マイペースな憂漣に振り回され、振り回され振り回され……
……見た目の割に中身めちゃくちゃガキな24歳だった!! 
中身中学生!!反抗期男子!! 
保護者(紫鳶さん)に説教されてた!! 

反抗期の割に初心(?)過ぎて紫鳶さんも玻ヰ璃ちゃんも恥ずかしがってたけど、オバチャンも恥ずかしかったよwwww 

他人と同調しない故に変人扱いされ、あまり褒められ慣れてないせいか、玻ヰ璃ちゃんが信頼を寄せて、素直な気持ちで賞賛したり、お礼を言うのにいちいち照れてるの可愛すぎました。 
内心は認められたいと思ってたんでしょうね……だからこそ玻ヰ璃ちゃんにズブズブハマっていったのかもしれない…… 

まあ、色々ありましたが憂漣の文通友達Ash(廻螺君)の協力もあり時計塔に侵入しアストロラーベの針を進めることが出来るように……

ちなみに「頼みたいことがあるから来て欲しい」→「遅い!」→「そんな緊急の用事だったんですか?」→「ロイヤルミルクティーを入れて欲しい」→「やっぱり紅茶かーい!」の下り好きです。 
あとは、初恋なんぞない!と言う憂漣に対して「恋をしたことがないって、そんなことあるんですか!?憂漣さん、今何歳です!?」「ってことは、24年間好きな人がいないんですか……!?」「憂漣さん、恋したことないんだ……」って玻ヰ璃ちゃんの台詞が無垢なる残酷さに満ちててすごく笑った。 
その後の憂漣の玻ヰ璃ちゃんが初恋相手に微塵も恋情ないって確認は可愛かったなあ…… 

その後憂漣の頼みでアストロラーベの針を進めないことを約束したにも関わらず歌紫歌の策略で無意識にアストロラーベの針を進めてしまい憂漣に絶好宣言されてしまう。

裏切られた!いやでも玻ヰ璃がそんなことをするはずが……いやでも実際に……とかぐるぐる考えてる時点でもう既に堕ちてましたよね… 


憂漣が興味を持ちそうな『石ノ都』に住んでいた人間の手記 を持って教会へ行くもやはり会ってくれない憂漣を待ち続けていると、どこからか現れた猿が手記を持ち去ってしまう。それを追いかけるうちに森で迷子になってしまう。
それを知った憂漣が玻ヰ璃ちゃんが死ぬかもしれない!血の気引かせるシーン。 
「冗談じゃない。彼女とこのまま別れてしまうなんて…玻ヰ璃と会えなくなるなんて、嫌だ……!」 
この台詞に憂漣の気持ち全部こもってて好きです。 
あと「ああ、やっぱり君がいないと駄目だ!」って抱き締めるシーンにホーームランッ!!キマッタゼーーーって内心思ってました。 


兎にも角にも仲直り出来た二人は、傍から見たら付き合ってるやろ!レベルで甘い空気出しつつ、お互い自分の気持ちに気付かない……

甘酸っぱ過ぎてオバチャン口から砂糖吐けるかと思った…… 
しかしガラスの靴その場で粉砕したのはクソワロタwwww粉砕する必要性は全くなかったよねwwww多分歌紫歌への対抗心wwww 


玻ヰ璃ちゃんと心を通わせていくことで、徐々に感情に興味を持つようになった憂漣。 

持つようになってくれたはいいけど…… 
玻ヰ璃ちゃんへの独占欲がめんどくさい!! 

「これからは僕を呼ぶ時は憂漣と呼び捨てにしろ。そうじゃないと返事してやらないからな!」 
って可愛いな!!!wwww 

二人で呪いについて調査する休憩に、呪いが解けたあとの未来について語る二人。
自然とこのまま二人で新たな謎を追い続ける未来を描くが、それでもその関係性は憂漣にとって「恋人」ではなかった。 
玻ヰ璃が別の男性と結婚する未来をなんてことなく語る憂連に傷つく玻ヰ璃ちゃんは思わず憂漣に好きと告白する……が、あの男この期に及んで「誰とも恋愛する気はない」とか抜かしやがった……!! 

子供っぽいこと言うのも大概にしろよ!?! 
とキレてたら……来ました憂漣視点。 

ここ憂漣ルートの真骨頂では……? 

「彼女に恋人ができたらどうだ?呪いが解けたからこそ、恋人と長い時を過ごすために0時を待たずに、帰ってしまうかもしれない」 
「そんな彼女に僕は『ああ、そうだな。彼によろしく』と言って快く送り出すのか?」 
「そんな彼女を見て、『幸せそうで何よりだ』と紫鳶と話すのか?」 
「冗談じゃない」 
「幸せそうで何より?そんな気持ちは嘘だ。感じるのは怒りと憎しみ。彼女の隣で笑う見ず知らずの男への憎悪だ」 

はい堕ちたーーーーー! 
潔癖なまでの高潔さを持った男が人間に堕ちた瞬間でした。 


玻ヰ璃ちゃんへの愛情が溢れて涙を流す感動的なシーンの後。 
素敵な泉を背景にゆったりしんみりしたBGM 
で、 

「僕には君と恋人になるとか将来結婚するとかは全然想像できないし、想像する気もない」 


ですよ!!この男!!!! 
期待を裏切らない男!! 
殴ったろかと思いましたよほんと 


「君の傍にずっといられるのならば、関係がどんなものでも僕は構わないんだ」 
「関係性を明確にしなければ君が僕の隣にいられないというのなら、僕は、君と恋人になりたいと思う」 
「どの道、君が隣にいない未来など考えられないし、他の男の横で笑う君をいつも通り迎え入れるほど僕は感情を殺せない」 
「僕は玻ヰ璃が好きだ。だから君を縛るためならこの関係にどんな名称をつけてもいいと思っている」 
「……君には、隣にいて欲しいから」 

ここら辺の全く洗練されていないチグハグの矛盾だらけの台詞見て、感情初心者なんだなと実感しましたが、メ…メンドクサイ。 

そっからは仲睦まじいカップルを眺めれてオバチャンホクホクしてましたよ。 
あの!憂漣が!普通に恋人してる! 

そんな感じで玻ヰ璃への愛しさが積もっていくにつれて徐々に愛にある別の側面にも悩まされることになる。 

玻ヰ璃を奪われるのではないか?という不安に駆られ、紫鳶と玻ヰ璃が結婚するなんて夢までみる始末。 

恋愛初心者故にめっちゃ極端!!! 
言ってることもものすごく子供っぽい! 


ここで個人的にツボなのが純愛エンドの選択肢が「憂漣から一歩下がる」なんですよね。 
ただ好感度が低いと引いちゃうとバッドエンドに行くというめちゃくちゃ繊細な選択肢で面白かった。 

あとは「だから感情なんていらなかったんだ!」とか「やっぱり恋愛なんて愚か者のすることだったんだ」と思ったにも関わらず、「それでも、彼女と一緒にいるためならそれでも構わないと思った」って当たりがまさしく「堕ちて」ますよね…… 

呪いを研究する男が呪いをかけたいほどの愛を知ったその時、待ってましたとばかりに現れたハルモニアが憂漣に憎しみの種を授けていった。 

愛と憎しみ。憂漣の選択は……!? 


君と恋人になったあの場所で君と僕が二人いれば憎しみの種の花は咲く。 

なんて言われたら嫌な予感しかしないじゃないですか!!!!! 
しかもその後の独白で君が嫌だと言っても僕は君を放す気はないって言ってるしFoooo!!! 
絶対玻ヰ璃ちゃん独占する呪いで透京の呪い打ち消す気や……! 

と期待に胸を膨らませた初回の純愛エンド。 

まさしく純愛エンドだった…… 
嫉妬や憎しみを超えた二人の愛が世界を救いました。 
歪みかけてた憂漣も元の真っ直ぐな彼に戻ってました。 
いや愛を知ってパワーアップしてましまね。 
しかし浮気相手を完全犯罪で殺す宣言してるあたりやはり憂漣です好き。 
最後のスチルも幸せいっぱいなのにどっか影を感じるのは私の目が曇ってるせいですが??? 

そして皆が幸せになる世界を願ったせいで、恐らく呪いの核となっていると予想してる歌紫歌も存在が残ってしまい、何となく複雑な気持ちになってそうでした。 


哀哭エンドはいい歪みっぷりでした。 
これぞ求めていたメリバ!!! 
幸せなはずなのに幸せになれない!! 
一生疑心暗鬼に囚われたまま生きていく! 
気持ち悪くて可哀想で愛しい 

期待していた方向性がこっちで、ちょっとしたセリフも勝手に伏線として捉えていたせいかも知れませんが、こっちの方が自然な流れな気がしたのは私の気のせいですか? 

全体的にライターさんが気合入れて病みを描いてくれたルートだと感じました。 
他のキャラの哀哭もバッドエンドぬるいとか感じてたのに、紫鳶何回ぶっ刺すんすか(笑) 
内田雄馬さんの病んだ演技が最高でしたね……ニヤニヤが止まらない…… 

そういえば、透明人間なら犯罪し放題だし生活には困らなさそうだなあって思いました。 

研究への熱意??玻ヰ璃が喜ぶことに比べたら!!みたいなバッドエンドもありましたが、あれもあれで玻ヰ璃ちゃんにだいぶ狂ってて好きでした。 

そう言えば薬盛るエンドもありましたねー。 
あの狂った笑いはマージで気持ち悪かった最高。 
病みの方向が盛り沢山で楽し過ぎました。 

こんなこと言うなんて玻ヰ璃じゃない!って玻ヰ璃ちゃんを溺死させるエンドもありましたが、あの後「僕が玻ヰ璃を殺した?……そんなはずはない!!あれは偽物だったんだ!!」って狂って玻ヰ璃ちゃんを探し続けるその後を妄想してニヤつきました←
絶望してくれてもそれはそれで良しです( *˙ω˙*)و グッ!←

あとは、猛獣に殺されるバッドエンドは猛獣のうめき声が完全にバイクのエンジン音にしか聞こえなかったことが印象的でした。 
……攻略通りにしてたらこのエンドが最後になってたのですが、バイク音が最後の印象にならなくて良かったです← 


恋愛なんてくだらない!恋情なんて真っ先に捨てるべき感情!と豪語してた男がズルズルと恋に堕ちて抜け出せなくなる結末ってのがたまらなかったです!! 
本当に丁寧に丁寧に恋に堕ちて狂っていく過程描いてるから良い意味でタチが悪い!!www 

個人的に親戚のオジサンと化してウザがられてた27歳(まだ言う)もツボでした。



{E7AAC51C-6A50-4B4D-910B-EFE7F2874EF6}

綸燈[リンドウ]=ウェステリア(cv興津和幸さん)

麗しき妄執の番人。空涙。



巨大九花蝶は私の中での最大級のご都合主義で笑いました www


散々「え、気持ち悪くないですか!?片鱗見えてませんか!?」って煽り立てておいてなのですが、なんか普通の人でした。 

いや、今まで色々な乙女ゲーやってきたし、知り合って1年も経ってない家で食後ってだけでうたた寝する訳ない薬盛られたかって疑うくらい猜疑心満々でやってしまったのが悪いんですが…… 


もちろんガラスの遺体集めの趣味が理解できるわけじゃないし、紫鳶さん殺そうとしたのは完全アウトですけど、だいぶ無理矢理ですが一応認められそうな殺す理由見つけて殺しそうとしてましたし、刈鐘君みたいに積極的に人殺しまくってる訳じゃないですよね。 

ちょっと公式さんがそこセーブしてしまったような気がして残念なのですがエンディング後も玻ヰ璃ちゃんと問題なく暮らせるレベルの罪しか犯してない気がします…… 

あとは自分の感覚がおかしくて、犯罪者だってことを綸燈さん自身が強く意識していることも「この人まともだなあ」と思った一因かもしれません。 

あ、でも擦りむいた膝舐めるスチルは普通に気持ち悪いと思いました。 


この二人の関係性は本当に愛なのか!?というのはこのルートの私の一番の疑問です。 

玻ヰ璃ちゃんは1回記憶飛ばすほどショック受けてて、記憶失くした玻ヰ璃ちゃんが一番信頼出来るポジショニングに綸燈さん置いちゃった訳ですよ。 
子供が親を肯定するが如く理解しようとするのが当然の行動となり、話を聞いて結果受け入れてしまうんですよね。 

乙女ゲーのヒロインなら受け入れて当然なのかもしれませんが、世の中に疲れきった社畜ババアから見たら「それって同情心じゃないの?」って思ってしまったんですよね。 

別に同情から始まる恋愛があってもいいと思ってはいますが、それを純愛なんだ!とゴリ押しされたような気持ちでちょっと不自然に感じてしまいました。 

綸燈さんの方も記憶失うまでの玻ヰ璃ちゃんは単純に気に入っていたんだと思うんですけど、記憶を失って自分を一番に頼るしかない玻ヰ璃ちゃんと生活して、無邪気に自分を慕ってくれるようになって…… 

孤独を強く意識してた綸燈さんにとって劇的なことだったんじゃないかと思うんです。 
作中でも語られてましたけど、泣虎という無条件で自分を受け入れてくれるような存在以外で一番自分に近しい人間になったんだと思います。で、孤独じゃない温もりを知ってしまった綸燈さんが玻ヰ璃ちゃんを手放せない、出来れば受け入れて欲しいと思うようになるのは当然の流れではないでしょうか。 

ただそれって本当に恋なのですかね? 
作中では執着してるだけっていうのを否定するシーンが何回かあり、いつの間にか恋に落ちてたんだ!って言ってるんですけど、オババにはやっぱり執着心に思えるんだよね。 

いや、しつこいかもやけど今後愛になればいいと思うんですよ。
でも、今の段階では初めての人に執着しているようにしか見えなかったんですよね… 
そこも愛とゴリ押しされると万年反抗期ババアは反抗したくなるってだけの話なのですが…… 

けど、いざ受け入れる!って玻ヰ璃ちゃん言ったら「受け入れてくれて嬉しい気持ちもあるけど、今は頼るべき存在が自分しかいないある意味異常な状態での言葉だし、期待して、いざ記憶を取り戻した時に拒否られたらどうしよう……」みたいな感じ(完全なるイメージ)で遺体の手入れしようぜ!どう?いける?とか聞いてみたりめちゃくちゃビビってる32歳は見てて可愛かったです。 

そう言えばなんで綸燈さんは王族忘れる呪いから外れてるか言及されてませんね。元々王族に仕える一族だったとかですかね? 


哀哭エンドは決別出来なかったエンディング。 
玻ヰ璃ちゃんを失って呪いもなくなることに耐えられなかった綸燈さんが玻ヰ璃ちゃんを『蝶』として永遠に愛でるエンド。 
玻ヰ璃ちゃんも愛故に狂いました。 
予想してたエンドやけどスチルは好き。 

でも、バッドエンドは即ガラスにされると思ってたのですが、そういうのはなかったですね。 

ある意味ガラスの自分じゃなく、生かしたいと思えるほどには愛してもらえた上でのバッドエンドなのかもしれません。 


とりあえず綸燈さんの全てを受け入れるハイパーヒロイン玻ヰ璃ちゃんに拍手を送りたいルートでした。 














でもぶっちゃけ物足りない!!!! 
もっとホラーでもよかった!! 
もっと気持ち悪くてもよかった!!! 

{F6F3214B-E8C5-45F9-A342-225B17666137}

廻螺[エラ]=アマルリック(cv花江夏樹さん)

時計に縛られた偽物。暗涙。

cvで察するべきだった……

個人的に一番いろんな意味でしんどかった…


玻ヰ璃ちゃんは日常を変えてくれるかもしれない王子様みたいな存在として信じようとするけど、知らずに裏切ってるのは玻ヰ璃ちゃんって構図に最初はハラハラしました。

Mだってことは綸燈さんのルートで気がついたので、お喋りお触り禁止も「男子ってバレるもんな!」って思いましたし、お母様から「貴女は知らなかったわね!廻螺がMなのよ!ドヤァァァ」って暴露された時も「知ってましたが!!ドヤァァァ」って思いましたね。 

自分を犠牲にしてでも透京を守らないといけないって思ってるところは、彼自身の優しさとか使命感もあると思うけど、そういう風に育てられたんだなあって感じました。 
お母さんもあんな感じだし、もはや一種の呪いのような使命ですね。 

けど、やっぱりまだまだ19歳で若いのもあって、抑圧された環境だからこその外への憧れも強かったけど、それが玻ヰ璃ちゃんって存在によってより表に出るようになったしまったんじゃないかな。 

Mってことで交友関係も制限されて、周りは大人ばかりの中で出来た初めての同じ歳の友達。使命を知ってる大人達は当然のようにMとしての振る舞いを求めてくるけど、玻ヰ璃ちゃんはただの「廻螺」を気遣って優しくしてくれる。「廻螺」はどうしたい?って聞いてくれる。 

そんなん聞かれたら色々抑圧されてたものが出てくるのは当然の流れのような気がします。 
そんな友達に執着してしまうのも。 

廻螺君の恋心も執着心に毛が生えたようなもんかなと正直思ってます。ってかまあそのふたつの違いってなんなのさって話ですけど。 

ごくごく自然なシナリオで、呪いを管理しているポジションだし、呪い解いた日にオールキャスト出てきたクライマックス感もあって、歌紫歌という異色の存在以外の攻略キャラ達の話のラストとしてビシッと締めてくれたような気がします。 

彼を歌紫歌の前にして良かったと思います。 

19歳と最年少でしたが前半は玻ヰ璃ちゃんに押せ押せドンドンしてたし、一番色気あるキャラかなーって思いました。 

でも多分あれ初めての同じ歳の友達にはしゃいでただけですね。 
そこが可愛いですけど。 

考え方も大人びた印象がありましたが、そんな彼もやっぱりただの子供なんだと感じさせるシナリオで、でもしっかりするところはやっぱりしっかりしてるという魅力が出てました。 

バットエンドについては攻略サイト初見 は「多くない??」って思いました。 

鬼ごっこでお母様に見つかるか廻螺君信じきれないかで観れるバッドエンドですが、好感度低くて観れる「廻螺君のために外に下見に行くね!」って言ったら「置いていくつもりだろ!!!」っていきなり首絞めて殺されるエンディングはいきなり過ぎてびっくりしましたwwww 

お互いにリボン送りあうシーンというか、玻ヰ璃ちゃんの足にリボン結ぶシーンも「溢れ出る執着心(笑)」って笑ってましたが、ここでまたリボン使われるとは……www 

廻螺君信じきれなくて勝手に針回しちゃうエンドでも、自分がアストロラビって告白できなくて結果アストロラーベが歪む哀哭エンドでも、一番印象に残ってるのは廻螺君の叫び声……………聞いてるこっちが痛くなるような演技で流石過ぎて辛かった…… 

哀哭エンドに関しては 
今まで身を削って頑張ってきた廻螺君の努力が玻ヰ璃ちゃんのの身勝手さのせいで全て無駄になり、視力も失い、全世界から罵倒される存在になるという…… 

いやいやいやいや。 
可哀想すぎるしよくそれでも玻ヰ璃ちゃんを側に置こうと思えたねと思ったエンディング。 
これで君を縛れるってポジディブシンキングにも程がある。 

まあ、でもいずれ終わる世界なら最期一人にならないような選択をするのも自然な流れですかね? 
それが自分が愛した人で、罪悪感から自分のことばかり考えているってなると、終末期って状況も相まってああいうことになるかも……? 

まあ「ああいう選択をし続けた玻ヰ璃ちゃん」なので、結局廻螺君のことじゃなくて自分のことしか考えてないんでしょうが…。 

「歌紫歌を信じる」選択した玻ヰ璃ちゃんは大体、廻螺の目のことは辛いけど仕方ない!私が世界を救うんだ! って言ってて結末を知ってる私白目剥きましたらね…… 

ってかそれをプレイヤーに選ばせないで欲しいですね……こっちが罪悪感で辛かったです。 

あんまり好きになれない哀哭エンドでしたが、 

玻ヰ璃、大好きだよ。 
僕を壊せる唯一の人で、 
僕が君を壊した唯一の人だ…… 

って台詞は好きでした。 
自分を壊せるほどに信じた、または愛した人を得られた廻螺君は幸せだったのでしょうか。 
全部過去形な自分に答え出てる気がしますが…… 

ルートとしては憂漣がめちゃくちゃ好きなのですが、廻螺君は本編のキャラはもちろん、エクストラ等の本編外で無邪気にサラッと人を傷つけていく、あと何気に一番エロいこと考えてる(ような雰囲気を出している)キャラがとても好きです。

{1DC2B76A-57D2-4F7D-B130-9DFF30AF20F1}
歌紫歌[カシカ]=ガレ(cv杉山紀彰さん)

運命の鍵を握る魔法使い。紅涙。

胡散臭い自称魔法使い。

個人的に真相が衝撃的すぎて展開についていけないってことがあるのですが、歌紫歌ルートは概ね予想通りの真相だったのに歌紫歌の気持ちが急展開過ぎてついていけなかった……
恐らく元々悩んでいたのだろうけど結構いきなりカミングアウトされて失踪してびっくりしました! 
ここまでが結構早くて、それから家に戻ってくるまでの過程の方が丁寧だと感じたので、ライターさんはきっとここの葛藤やらを書きたかったんやろうなー…歌紫歌とハルモニアの対談をちょいちょい挟んでたのは歌紫歌の気持ちの変化に関して補完してたんやろうなーって思いました。 

家戻ってきてから呪いを解くまでは歌紫歌もハルモニアも廻螺君もめちゃくちゃ協力的で展開早かった印象ですね。 
個人的に透京の呪いは瑠璃さんへの想いそのものだと思っていたので、歌紫歌の告白も呪い解けてないその局面で言ってしまうのか!と思ってしまいました。 
作る側の大変さも知らずに上から目線なのを承知で言わせていただくと、個人的には容量が足らなくてキャラと設定が活かしきれていないようなって印象でした。 
いや、愛しい人を想った復讐を誓いつつも玻ヰ璃ちゃんへの愛しさが募っていって苦しんでる姿は素敵だと感じたので、もっとそうなる過程を丁寧に見たかったって私の我儘ですね多分。 
あとは瑠璃さんが死に際に「歌紫歌幸せになって」って言ってたのを見た玻ヰ璃ちゃんが「歌紫歌大丈夫!これから幸せになっても瑠璃さんは怒らないよ!」っていうシーンは、私の心が荒んでいるせいか、ものすごいヒロインご都合主義に感じてしまいました…… 
歌紫歌が玻ヰ璃ちゃんと幸せになることは大いに賛成なのですが、「瑠璃さんがどう思ってるかは分からんけどそんなの関係ねぇ俺が幸せにする!」くらいの気合を見たかったです。 

あとは95%呪い解いてくれ!って思ってるのに玻ヰ璃ちゃんが呪い解けなかったら世界に呪い広めてやるからなー!スタンスの歌紫歌はめんどくさい男だなあって思いました。まあ200年費やしてるし憎い気持ちは無くならないんでしょうきっと。 

そして哀哭エンドはある意味憎しみと玻ヰ璃ちゃんへの愛を両立させたエンディングで嫌いじゃないむしろ好き! 
スチルが綺麗でした……。 
改めてスチル見返した時はやはりキャラの泣き顔、特に歌紫歌の泣き顔好きやなあって思いました。
こん時は迷いに迷いきってたところを玻ヰ璃ちゃんにしっかり今の気持ちと向き合え!って平手打ちされたような気分だったでしょうね……

あと黒禰ルートで指先からガラスになっていく玻ヰ璃ちゃんを呪いを解いてまで治してあげたのは瑠璃さんの病気のことがあったからなんやろうなって納得しました。 

あとは歌紫歌には辛辣というか素直な玻ヰ璃ちゃんが可愛いなと思いました。 
というか歌紫歌にはネタ方面では皆辛辣でしたね(笑) 
一番永く辛い思いしてた人なのでもうちょい労わってあげてwww 

ってかMを殺せばいいって分かってるのにひたすらアストロラビを探してたのはなんでなんでしょう??やっぱり迷ってたんですかね?? 

あとは、紫鳶さんも王子様でしたけど、歌紫歌もリアル王子様でしたね。二人とも瞳は紫だし王族皆名前に紫を入れる風習でもあるんですかねー? 

あと呪いのオプションの王族に関しては忘れてしまうって効果も歌紫歌を王族って認識出来なくなるようにするための呪いだったんですね納得。 


ぶっちゃけてしまうと、すごい面倒くさい女発言かもしれませんが、過去の女ネタ系は許せるネタと許せないネタがあって身構えてしまうので、やや地雷っぽく感じてしまってるところがあります。 
今回は大丈夫だったんですが、それもあって楽しめなかったのかも知れません…… 
正直「瑠璃」って名前出てきた瞬間「頼むから妹とかそういうオチであってくれ〜〜」って思いました。 
でも妹なら王が見殺しにして歌紫歌が復讐を誓うって展開にならないですもんね…… 



まあ、やや辛口めに書いてしまいましたが、

要は憂漣が好き過ぎた!!

スチルは本当に綺麗だしVFBは全力で待機してます!