おはようさんでございます!

 

昨日は古代史の前半を書きました。今日は古代史の中盤と私の見解をも含めて書きます。

 

20.古代史(中盤)
  ソロモン王の死後、内乱によって北の10部族がイスラエル王国に、ユダ族・ベンジャミン族が南のユダ王国へと分裂しました。→没落の始まりですね!

  

  その後、どうなったかと言うと・・・

  ・イスラエル王国(北の10部族):200年以上続いた

    後、アッシリア帝国によって滅ぼされる。(紀元前

    722年)

  ・ユダ王国(南の2部族):400年続いた後、バビロニア

    帝国によって滅ぼされる。その際にイスラエルの神

    殿は破壊され、嘆きの壁のみ残る。(紀元前586

    年)

  

  バビロニア帝国によってユダヤ人たちは捕囚されバビロニアの地に連れられましたが、その後もユダヤ教を信じ続けました。

  

  ここから2000年にも渡るユダヤ人の長い長い離散の旅が始まります。しかし、彼らは世界中に離散しても彼ら自身の宗教を忘れず(むしろ信仰を強め)、国土を持たない民族になっていきました。

 

  ・・・不幸な古代史と言えますが、こんなことはユーラシア大陸でもアフリカ大陸でもよくあることです。(日本のようにほぼ単一民族でいられたことは希少な例です。天照大神から続く万世一系のなんちゃらなんて奇跡です!)

  

  普通の民族は征服され、改宗させられ、(望まない出産をさせられ)、徐々に自らのアイデンティティがなくなり同化していくのですが、なぜかユダヤ人たちにはそれが起こりませんでした。

 

  

  それは「神」との契約があったからだと言われますが、その説明だけでは私はしっくりきません。でも、当時としては相当洗練された人々を惹きつける宗教だったんでしょうね。

  さらに不幸なのがユダヤ教=ユダヤ人のためだけの宗教だったことです。そのため彼らは「選民思想」を持っています。「選民思想」を持ちたかったのかどうかさえ今となってはわかりません。彼ら自身が自分たちを選民として選んだのではなく、あくまで「神」がユダヤ人を「神に選ばれたものたち」として選んだのです。

  

  そのため、世界中で迫害され続け、ついにはナチスの大虐殺につながるのです。

 

ほなさいなら!