にのあいフィクションです。
*ご注意ください。
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『じゃあ先に行くねー。』
『…やっぱり俺も一緒に行く。』
…
なんだよ。1人でキラキラしやがって。
先に行くねー。とかさぁ。
俺だってどうせ同じところに
行くんだから。
『え?なんで?かずはもう少し
寝てればいいじゃん。』
『いやだ。一緒に行く。』
『だってトレーニングしないでしょ?』
『え?翔ちゃんと2人で
イチャイチャしたいの?』
めずらしく呆れたような
シラーっとした顔で睨まれる。
『…なら早く着替えて。』
『え?このままじゃダメ?…』
『さすがに恥ずかしいんじゃない?』
なんでこんなところ破けるんだろう?
ってくらいの…
スタメン寝巻きのままだった。
『ちょっと待ってて。』
いそいそと着替えると
その様子を無言で見つめる相葉さん。
『そんなに俺と居たいの?』
『…うん。』
合法で一緒にいられる機会なんて
これからはほとんどないんだから。
一瞬たりとも見逃したくない。
相葉さんの一挙一動。
それだけじゃない。みんなのもだ。
リーダーのも翔ちゃんのもJのも。
…
相葉さんのマネージャーの車で
無事にドームの駐車場に到着して
トレーニングしないと決めてる
俺は楽屋に1人残された。
一緒に行って見学しても
いいけど…
トレーナーさんに
ご一緒に体動かしてください。
なんて言われたらイヤだから
ジムの方には行かなかった。
これからステージで3時間も4時間も
体動かすのに疲れちゃうよね。
楽屋の定位置で
仕事のメールを確認してると
翔ちゃんではなく
まっさんが先に入ってきた。
『あれ?ニノ早いね。』
『おはよー。』
『おはよ。なに?相葉くんと来たの?』
俺は声を出さずに首を縦にふる。
もう、この人たちには変に隠したり
照れたりしない。
それが当たり前なんだから。
遠慮なく帽子やら上着やらを
脱いでそのまま床に落としていく。
まっさんはトレーニングではなく
マッサージに行くらしい。
『そういえば…ニノの
僕僕の時の衣装…ちょっと大きくて
踊りにくくない?
昨日もズレちゃってたじゃん。』
『うん。俺がちっちゃくなったのかな?』
『忙しすぎて痩せちゃった?』
『痩せたのかなぁ…』
昨日は肩からズリ落ちて
相葉さんとまっさんが両側から
上げてくれたんだけど。
まあ、ファンのみんなはそんな
俺たちを見てキャーキャー言ってるから
それでいいのかな?なんて
思ってたけど…確かに踊りづらい。
『あとで衣装さんに話しておくよ。』
『うん。ありがとう。』
ライブをより良く魅せるために
この人は本当に余念がない人で。
こんなことまで気づいて
フォローしてくれる。
まっさんが出て行ってから
しばらくして、衣装さんが俺を
呼びに来た。
別の部屋で衣装を合わせて
身幅を詰めていく。
『きつくないですか?』
そう言われたから腕を回したり
動きを確認する。
『うん、大丈夫みたい。』
『二宮さん細いから…』
女性の衣装さんは自分より細いとか
二宮さんの衣装は誰も着れないとか
面白くおかしく話しかけてくる。
『でも、みんな細くない?
リーダーだって細いし。
相葉くんだって。』
『あ、確かに大野さんのも二宮さんの
サイズと変わらないですよね。
でも思ったより筋肉質なので…』
『ふふ。筋肉質?意外。』
『相葉さんのは…
あ!そういえば
二宮さん気づいてました?』
スタッフの人に相葉さんのことで
何か話を振られると
少しだけドキッとする。
『ん?なにが?』
『お2人の衣装ってもちろんサイズとか
色とかは違うんですけど…
デザインはほとんど一緒なんですよ。』
…
俺はどう返すのが正解なのか
わからなくて黙っていた。
…え?そうだったの??
気がつかなかった。
確かに自分の衣装って、よく見れないし
色とか長さとかも違うから
意識したこともなかった。
絞り出して『そうなの?』と
疑問系で返事をすると…
『松本さんからのリクエスト
なんですよね。
あの2人は仲良いからデザインとか
テイストを近づけてあげてね。って。』
…全くもって…粋なことを。
少しだけ頬が熱くなった。
『へぇ。そうなんだ。』
ちっちゃい声でつぶやくと。
『そしてニノはお揃いが好きだからね。
って言ってましたよ。』
俺らより若い衣装さんに言われると
とんでもなく恥ずかしくなるけど。
初めて知る事実に胸まで
熱くなっていた。
つづく
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にのあいの日に間に合いました☺️
ではでは🫶


