あと2日で僕はこの世界から離れる。
そして
今まで僕を引っ張ってくれていた彼とは
これから先、別々の道を歩いて行く。
この世界に入ってから
ずっと僕の傍で支えてくれた大切な人、大ちゃん。
悩んで悩んで初めて相談した時は
真っ向から反対されたけど
何度も話し合って
僕の気持ちを理解してくれて
優しく抱きしめながら
「応援するよ」
と、一言だけ言ってくれた。
時には優しく、時には厳しく
いろいろな事を教えてくれた大ちゃん。
まだまだ未熟な僕は
最後の最後まで忙しい彼に余計な心配を掛けてしまった。
甘えてばかりの僕。
支えられてばかりの僕。
なのに大ちゃんは優しく見守ってくれていた。
その彼の手から離れなければならない。
もうすぐ始まる大ちゃん達のネット番組『トリプルゾーン』に、僕はゲスト出演する。
予定より早く楽屋入りしたけど
もう圭ちゃんも馬場っちも来ていた。
今回のMC大ちゃんは、舞台稽古が終わってから駆け付ける予定。
微かに緊張している僕を笑わせようと
いつもよりもハイテンションな馬場っち。
そんな馬場っちにツッコミながら笑ってる圭ちゃん。
優しい先輩達に涙が溢れそうになった時
楽屋のドアが開いて大ちゃんが入ってきた。
お疲れ~と圭ちゃん。
遅いよ~と馬場っち。
早いだろ!と笑いながら大ちゃんが答える。
いつもの3人のやり取り。
ただそれだけなのにすごく安心する。
やっぱりこの3人の雰囲気いいよね。
それから簡単なリハーサルをして
まだ時間があるからと楽屋で話してたけど
また緊張してきた僕は
無意識に俯いて両手をギュッと握り締めていた。
すると
僕の目の前にスッと大きな手が差し出された。
見上げると、微笑んでる大ちゃんがいた。
「行こっか。まお」
え?と見廻せば
すでに圭ちゃんと馬場っちの姿は見えなくて
大ちゃんに視線を戻すと
気ぃ使いやがって、と苦笑いしてる。
そして、また手をん、と差し出したので
そっと手を伸ばすと、ギュッと握り締めて僕を立ち上がらせた。
「これからもずっと、離さないからな。
──愛してるよ、まお」
不安に思ってた僕の心を見透かしていたかのように、僕の目を真っ直ぐ見て握り締めた手に力を込めた。
「────うん・・・。」
泣きそうになる僕の頬を包み込んで
そっと、キスを落とした。
ギュッと抱き締めて、また手を握ると
「今夜も楽しもうぜ!」
「うん!」
勢いよくドアを開けてスタジオへ向かった。
今日はいつも以上に
みんないっぱいいっぱい笑って
楽しんでもらえるトリプルにしようね。
愛してるよ。
大ちゃん。
☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆*:..
お目汚ししてすみませんでした(^_^;)
さぁ!いよいよトリプル!!
全力待機だぁー!!!!(((o(*゚▽゚*)o)))
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