自立
またもや時は流れて
ひかるん♪は自立の季節を迎えた
今春、大学生になって県外へ飛び立った
引っ越し前後は少し情緒不安定だったけど
完全に一人になって今日で4日が過ぎた
大学も手探りながらそれなりに楽しんでるみたい
未熟な親だったと思う
でも親になってずっと私の根底にあったのは、自立を阻むような親にはならないということだった
水を飲ませるのではない
水がどこに湧いているのか教えること
えさを採ってきてあげるのではなくて
どこでどうやれば自身で探し得ることができるのか
彼女の精神性の成長を感じながら、少しずつ手を放した
フォローが必要な時は未熟な親なりに寄り添って、なにがあっても最後のところではあなたを支えるのだと行動で示した
逆にフォローに馴れてあまりにもなにもせずに甘えている時は
「私はあなたのためだけに生きてるわけじゃない」とストレートに伝えた
18年が過ぎると、私も白髪が目立つ歳になっていた
いろんなことに老いを感じるようになった
これから
小さかったひかるん♪はさらにさらに大人になり、大きかったはずの私は少しずつ小さくなっていくのだろう
ひかるん♪
あなたがお腹にやってきてからこれまでの日々、振り返れば愛おしくて愛おしくてたまらない
物理的な距離を置いたことで今とてもリアルに感じる
どれだけの贈りものをいただいたのか
あなたを育てさせてもらったこと
ありがとうございます
幼少期、かわいい声で
「生まれてきてくれてありがとうね」と言って私を驚かせたあなた
優しい人に育ってくれたね
あなたはこれからあなたが自身の内に育てた芯をしなやかにしならせながら、堂々とあなたの世界を歩んでいってね
感受性が鋭くて時に人一倍もがくだろうけれど、人生の節目毎に環境が変わる毎にビッグバンを起こしてClash&Buildを繰り返してきたあなただからこそ
あなたが自分の足でしっかり大地を踏みしめ立つことができることを私は知っている
素晴らしい出会いをありがとう
これからもよろしくね
時は流れて
ひかるん♪は今はもう高校生
元気でいてくれてありがたい
君は自分の足でいろんなことを乗り越えて今日を生きている
私は白髪がとても増えた
更年期で今日も体調がふるわない
でもそんな重い身体をどうにか立たせて
ひかるん♪の学校の文化祭へ
一学期末に急遽バンドを結成し、やったことのないドラムをやるという
夏休みに随分と練習していた
今日のステージ
ひかるん♪も仲間も
他のバンドの子どもたちも
キラキラ輝いていて眩しかった
若い命のエネルギーが会場を包んでいて
その渦の中にいる私の身体は
ひととき心身に軽やかさをまとっていた
今までひきずるような重さだったのに
なんというパワー
今を表現する子どもたちの姿が愛おしくてたまらなかった
こんこんと生命力が湧き出ているこの感じを忘れて久しいと思った
自分を表現するってこんなに楽しいことだったんだね
もうすっかり忘れてたよ
思い出させてくれてありがとう
消えそうになっていた心の灯火が
少し勢いを取り戻しそうだよ
あなたのドラム姿
なんて堂々としているのだろう
命がリズムに乗って飛び跳ねていたね
生きていてよかった
人は良い気持ちで自分に素直に生きていればそれでいいんだね
そんな姿だけで
意図せずとも誰かを救うんだね
なんだか今日は生まれ直したかのような気持ちをもらったんだよ
心からありがとう