私生活でもうまくいかず
何をするにも気力はなく
全てが嫌になり
自分の不始末を周囲の人にあたり
結局自分ひとりで考えると
やはり悪いのは自分自身で
壊してしまったものは
当然どうにもならなくなるわけで
そうやって
今まで何度も失敗し
繰り返し
そして後悔の念だけが
色濃く残る
ふと我に返る時には
何にもなくなったことに気づき
途方にくれる
私にはめぼしい才もなく
財もなく
人をうらやむことすら放棄し
隠遁こそが至上と思い
世をはばかり
憎み
浅はかな思慮の元
ただ漫然と
阿呆そのものである朴念仁
何もないはずの世界
そんな世界に
だれかが訪れ
一言声をかけてくれる
なんとうれいいことか
なんとありがたいことか
暗い夜道に灯りがともり
私は光に導かれ
ゆっくり
ゆっくり
歩もうとしている