くしゃって笑った顔も

後ろから見える大きな背中も

運転してる横顔も

ただの仕草も

「あの」話し方も

骨格も背の高さも

洗剤の匂いも

さりげない優しさも



誰も一人にしないところも

自分より周りの人なところも

変なところでみせる誠実さも

みんなを元気にしてくれる明るさも

言葉がくさいとこも

喜んでもあんまり表にださないとこも

それでも裏で自慢するとこも

感情をうまく言葉で表現できないとこも

臆病なとこも。



でも

時間にルーズなとこと

言いたいことをしっかり言わないとこと

怒れないとこ

急に家に来るとこ

言うこと全然聞いてくれないとこ


もう会いにこないとこはさ

受け入れるよ 頑張ってるけど。



そのすべてを伝えられないまま


これからずっと消化できないまま



勝手に想って


いつかタイミングが合う頃に言えばいいと思って、

今言っても混乱させるだけだろうって、



私たちにとって今は、まだ「いつか」が当たり前だと思ってた。


なんでそんな風に思えたんだろう

なんの根拠があったんだろう


最後に会えた日も

帰りまた寄ってくれるんじゃないかって気がして

待ってたのに

そういう時こそ来ないでさ




あの日から3ヶ月が経つけど


抱えたままだよ

ずるいな。