これは親の話であり、子供の話であり、現代社会を生きる人々の話です。

子供が失敗したとき。
こう聞いて何を思うでしょう。

テストの点数が悪い?朝起きれない?時間や約束を守らない?

これ失敗でしょうか。誰の失敗でしょうか。
子供の失敗ですか?
誰かに✖をつけられましたか?

失敗した。という親の思いがただそこにあるだけです。

失敗した=正解じゃない

こう感じると、失敗したと感じた子供の行為を不正解と感じ、
正解に持っていくようにいろんな調整や修正を加えてしまいたくなるかもしれません。

このように育てられた子供が成長して大人になる。本人が失敗だと感じることが起こる。
この時、どのような対応をするでしょう。
子供の時とは違って、調整や修正(正しいかどうかはさておき)をしてくれる親はそばにはいません。

どうしたらいいだろう。。。

思考はここで止まってしまうかもしれません。
これこそが取り返しのつかない失敗だと言えるかもしれません。

どのような状況においても自分で工夫をして進める能力。
失敗だと思ったことからさえ新しいアイディアや道を見つける能力。

こんな能力を持ちたい、持ってほしいと願わない人がいるでしょうか。

そのような能力は失敗と思えるような状況の中で、
誰にも邪魔されず、急かされず、
どのように自分の思いや考えで試行錯誤してきたか。
という経験でしか伸ばせないのではないかと思います。

ピンチは失敗ではなくてチャンス。